2026年8月時点の情報
「ロンボク島に行ってみたいけれど、食事はちゃんと食べていけるだろうか」——そう感じている方は少なくありません。ロンボク島は唐辛子を多用する食文化を持ち、ムスリムが人口の大半を占める島でもあります。「何が食べられるか」を紹介する記事は多くありますが、この記事が答えたいのはその一歩手前の問いです。自分は現地で食べていけるのか、辛さはどの程度か、豚肉やお酒はどう扱われているのか、水や生野菜はどこまで警戒すべきか、そして1日の食費はどれくらい見ておけばいいのか。
この記事では、ロンボクの郷土料理を味の系統と辛さで整理したうえで、辛さを控えてもらう伝え方、ハラルとお酒の実際、水・氷・生ものとの付き合い方、ベジタリアン・アレルギー対応の難しさ、そして1日の食費の見積もり方という、行く前に不安になりやすい5つの論点を実務的に扱います。食費については、個別店舗の値札を並べる代わりに、インドネシア政府が定めた公定日当と西ヌサトゥンガラ州の最低賃金という2つの公的な数値を物差しにして、「自分の食べ方だと1日いくらの枠に収まるのか」を判断できる形にしました。店名入りの実食レポートは、この記事の範囲外です。
この記事でわかること
- ✓ロンボクの名物料理を、味の系統と辛さの度合いで整理した全体像
- ✓インドネシア語で「辛くしないで」と伝える具体的なフレーズ
- ✓ハラルが基本の島であること、豚肉とお酒がバリ島とどう違うか
- ✓水・氷・生野菜とどう付き合うべきか、安全側に倒す考え方
- ✓「ワルン・ローカル食堂・リゾート内レストラン」の違いと、公的な数値を使った1日の食費の見積もり方
ロンボクの名物料理|辛さと味の系統で知っておく
ロンボク島の郷土料理は、ササク族の食文化を土台にしており、全体として唐辛子を多く使う傾向があります。インドネシア政府観光局の公式サイト「Indonesia.travel」は、ロンボクを代表する鶏料理「アヤム・タリワン」を、地鶏(アヤム・カンプン)を丸ごと使い、唐辛子・エシャロット・にんにく・トマト・揚げたエビペーストを合わせた香辛料ペーストで仕上げる料理として紹介しており、味は「辛く、旨みがあり、甘い」と表現しています。同じ鶏肉でも「アヤム・ララン」は、揚げた真っ赤なプリッ(鳥の目唐辛子)のサンバルをたっぷりまとわせる一皿として紹介されています。辛さそのものがロンボク料理の個性として前面に出ていることがうかがえます(2026年8月時点、Indonesia.travel公式サイトの記載にもとづく)。
一方で、すべての郷土料理が強烈に辛いわけではありません。牛肋骨のスープ「ブバルン」はウコン・生姜・若いタマリンドで仕立てた澄んだスープで、辛さより香草の鋭い香りが前に出ます。「サユール・アレス」はバナナの若い茎を、赤い香辛料入りのココナッツミルクと鶏の骨で煮込んだ、体が温まる一皿です。串焼きの「サテ・ブラヤック」は、ローストしたピーナッツを濃いココナッツミルクで煮たソースで食べる料理で、サトウヤシの葉で巻いた米ケーキ(これが「ブラヤック」です)が添えられます。同じ串焼きでも「サテ・レンビガ」は牛肉を唐辛子・にんにく・椰子砂糖で長時間マリネしたもので、甘辛さがはっきり強い味付けです。空芯菜の「プレチン・カンクン」は、もやしと辛味をつけた若いココナッツの削り身をのせ、ロンボク産のエビペースト(テラシ)を使ったトマトサンバルをかけた一皿です。朝食向けの「ナシ・バラップ・プユン」は、香辛料のきいた鶏そぼろ、肉でんぶ(アボン)、サンバル、カリッと揚げた大豆をご飯にのせた実用的な一皿です。野菜が食べたいときは、なす・ささげ・トマトを赤唐辛子のサンバルで和えた「サンバル・ブブルク・トゥルン」があり、甘いものでは発酵させたもち米の「ポテン・ジャジェ・トゥジャッ」が、辛さから離れられる数少ない選択肢になります(以上、Indonesia.travel公式サイトの記載にもとづく。2026年8月時点)。
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| 料理名 | 系統 | 辛さの目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| アヤム・ララン | 鶏肉 | 非常に辛い | 揚げた鳥の目唐辛子(プリッ)の真っ赤なサンバルをまとわせた鶏肉 |
| アヤム・タリワン | 鶏肉のグリル | かなり辛い(甘みも) | 地鶏を唐辛子・エシャロット・にんにく・トマト・揚げエビペーストのペーストで調理。サンバルが別添えで付く |
| サンバル・ブブルク・トゥルン | 野菜の和えもの | かなり辛い | なす・ささげ・トマトを赤唐辛子のサンバルで和えた、口をさっぱりさせる一皿 |
| ナシ・バラップ・プユン | ご飯もの | 辛い | 辛い鶏そぼろ、肉でんぶ、サンバル、揚げ大豆をご飯にのせた朝食向けの一皿 |
| プレチン・カンクン | 空芯菜の一皿 | 辛い | もやしと辛味をつけた若いココナッツをのせ、エビペースト入りトマトサンバルをかける |
| サテ・レンビガ | 牛肉の串焼き | しっかり辛い(甘辛) | 牛肉を唐辛子・にんにく・椰子砂糖で長時間マリネした串焼き |
| サテ・ブラヤック | 串焼き | 控えめ(甘辛) | ローストしたピーナッツを濃いココナッツミルクで煮たソース。サトウヤシの葉で巻いた米ケーキが付く |
| サユール・アレス | 野菜の煮込み | 控えめ | バナナの若い茎を赤い香辛料入りココナッツミルクと鶏の骨で煮込んだ一皿 |
| ブバルン | 牛肋骨のスープ | 控えめ | ウコン・生姜・若いタマリンドで仕立てた澄んだスープ。香草の香りが鋭い |
| ポテン・ジャジェ・トゥジャッ | 菓子 | 辛くない | 発酵させたもち米とついた米を合わせた、甘酸っぱい伝統菓子 |
※インドネシア政府観光局公式サイト(Indonesia.travel)の紹介内容にもとづく(2026年8月時点)。辛さの目安は同サイトの記述を訳したもので、実際の辛さは店・作り手によって大きく変わります。
これらを「辛さ」と「日本人にとっての食べやすさ」という2軸で並べると、はじめの一皿として選びやすいものと、慣れてから挑戦したいものの違いが見えてきます。
図:ロンボク料理の「辛さ×日本人の食べやすさ」マトリクス
図の左上にあるポテン・ジャジェ・トゥジャッ、サユール・アレス、ブバルン、サテ・ブラヤックは、辛さが控えめで、菓子・煮込み・スープ・串焼きという親しみやすい形式のため、最初の食事として選びやすい料理です。逆に右下のアヤム・ララン、アヤム・タリワン、サンバル・ブブルク・トゥルンは唐辛子そのものが主役で、辛いものが得意でない方は少量から試すか、次に紹介する「辛さを控える伝え方」を併用してください。なお、この配置は上記の公式サイトの記述から筆者が整理した相対的な目安であり、辛さを数値で測ったものではありません。
「辛くしないで」と伝える方法|インドネシア語のフレーズ
ロンボクに限らずインドネシア料理全般に言えることですが、「辛さ控えめ」を最初から想定して調理される料理は多くありません。唐辛子は下ごしらえの段階でほかの食材と一緒にすりつぶされていることが多く、あとから取り除くのが難しいためです。それでも、注文時に一言添えるだけで対応してもらえる場面は少なくありません。次のインドネシア語のフレーズを覚えておくと安心です。
POINT|注文時に使えるフレーズ
- Tidak pedas, ya.(辛くしないでください)
- Pedasnya sedikit saja.(辛さを少しだけにしてください)
- Sambalnya dipisah, ya.(辛味調味料〈サンバル〉は別添えにしてください)
ただし、ロンボクの郷土料理はベースの調味料自体に唐辛子が練り込まれているものも多く、「辛くしないで」と伝えても、日本の「甘口カレー」のような辛さゼロにはならないと考えておいたほうが現実的です。辛いものが苦手な方は、先ほどの表で辛さが控えめとされている料理(ブバルン、サユール・アレス、サテ・ブラヤックなど)から選ぶほうが、フレーズだけに頼るより確実です。
ハラルが基本の島|豚肉とお酒の扱い(バリ島との違い)
ロンボク島を含む西ヌサトゥンガラ州(NTB州)は、ムスリムが人口の96.94%を占めるとされています(NTB州政府オープンデータポータル、NTB州人口・市民登録局〈Dinas PMPD Dukcapil NTB〉の2024年データにもとづく、2026年8月時点で確認)。一方バリ州は、州統計局(BPS Bali)の登録人口統計でヒンドゥー教徒がおよそ86%を占める、インドネシアでは例外的な地域です。「隣の島だから食事情も似ているだろう」という想定は、ここで崩れます。
インドネシア政府は2024年10月18日から、中規模・大規模の食品・飲料事業者に対してハラル認証の取得を義務化しました(ハラル製品保証実施庁〈BPJPH〉公式サイトの発表にもとづく。小規模・零細事業者は2026年10月17日まで猶予期間)。加えてNTB州は2016年に「ハラル観光に関する州条例(Peraturan Daerah Provinsi NTB Nomor 2 Tahun 2016)」を制定しており、宿泊施設・飲食店・スパなどの観光産業に対してシャリーア(イスラム法)の原則に沿った運営を促す枠組みを設けています(NTB州法令データベース〈JDIH Prov. NTB〉に掲載。2026年8月時点で確認)。ここで誤解しやすいのですが、ハラル認証の義務化は「豚肉やアルコールを違法にする制度」ではありません。認証を取った製品にハラル表示を付けさせる制度であり、非ハラルの食品は「非ハラルである旨を表示して」流通させることが想定されています。それでも実務上の帰結ははっきりしていて、人口の97%近くがムスリムで、州として観光産業のハラル対応を推進している以上、島内の食堂の圧倒的多数はそもそも豚肉を扱いません。豚肉料理を食べたいなら、マタラム市内の中華系の店など非ムスリム向けの店を個別に探す前提になり、旅程の中で「たまたま見つかる」ことは期待しないほうがよいでしょう。
注意|お酒はバリ島ほど気軽ではない
前述のとおり、ロンボク島の属するNTB州は住民の96.94%がムスリムで、州条例でハラル観光を推進しています。ヒンドゥー教徒が約86%を占めるバリ州とは、飲食店がアルコールを扱う前提そのものが違います。ロンボクでも「絶対に手に入らない」わけではなく、外国人客を主対象とするホテル・リゾート・観光客向けレストランやバーでは提供されていますが、地元向けのワルンや食堂に入ってビールが出てくることは基本的に期待できません。夜にお酒を飲む場所を旅程の柱に据えたい方には、ロンボク島は向いていません。これは条件次第でバリ島に軍配が上がる、はっきりした差です(2026年8月時点)。
水・氷・生野菜との付き合い方|安全側に倒す考え方
水回りの衛生については、日本の感覚をそのまま持ち込まないほうが安全です。厚生労働省検疫所(FORTH)のインドネシア渡航情報は、飲料水について「ミネラルウォーターか煮沸した水」を推奨しており、都市部でも上水道の老朽化により汚染が起きることがあると注意を呼びかけています(2026年8月時点でFORTH公式サイトに掲載の内容にもとづく)。同サイトはあわせて、路上の屋台は避けて衛生管理の行き届いた飲食店を選ぶこと、生野菜・カットフルーツ・刺身や寿司などの生ものは避け、十分加熱されたものを冷めないうちに食べることを推奨しています。米国疾病予防管理センター(CDC)の海外渡航者向けガイドラインも同じ方向で、飲料水は未開封の市販ボトルか適切に消毒した水を使う(歯磨きや製氷も含む)、氷は安全な水で作られたと確信できない限り断る、果物は自分で皮をむけるものが最も安全、そして路上の物売りから買う飲食物は発症リスクを高める、という基準を示しています(CDC「Food and Water Precautions for Travelers」にもとづく)。つまり「屋台は熱々なら大丈夫」ではなく、両機関とも路上の屋台そのものを避けるよう勧めている点は、日本でよく見る旅行情報と食い違うので注意してください。
図:水・氷・生もの・屋台の「安全側に倒す」判断フロー
迷ったときの基本姿勢は「安全側に倒す」ことです。封が切られていないボトルの水、氷なしの飲み物、加熱済みの野菜、店内で出された熱々の料理を選んでいれば、リスクの大部分は避けられます。FORTHは、水・食事由来の感染症として食中毒やアメーバ赤痢、細菌性赤痢、コレラ、腸チフス、A型肝炎などを挙げており、症状が数日で治まらない場合は現地の医療機関を早めに受診することも大切です。ロンボク島の医療体制についてはロンボク島の病院・保険ガイドで詳しく解説しています。
ベジタリアン・アレルギー対応の難しさ
ベジタリアンやアレルギー対応は、ロンボクでは簡単ではありません。理由の一つは、見た目には野菜料理でも動物性の調味料が使われているケースが多いことです。たとえば空芯菜の一皿「プレチン・カンクン」は、Indonesia.travel公式サイトも紹介しているとおり、ロンボク特有のエビ塩ペースト(テラシ)を使ったサンバルがかけられており、野菜だけのように見えて魚介由来の調味料が入っています(2026年8月時点、同サイトの記載にもとづく)。同じことは他の料理にも当てはまります。看板料理のアヤム・タリワンは香辛料ペーストに揚げたエビペーストが入っており、エビアレルギーのある方は鶏料理だからと安心できません。野菜料理に見える「サユール・アレス」も、公式サイトの説明では鶏の骨と一緒に煮込まれています。ワルンや小規模な食堂ではベジタリアン・ヴィーガンという概念そのものが浸透していないことも多く、「野菜だけの料理はどれですか」と聞いても、テラシや魚醤の存在が調理側の説明から抜け落ちることがあります。
アレルギーについても同様で、英語が通じにくい食堂では、ピーナッツ・エビ・貝といった特定食材の除去を正確に伝えるのは簡単ではありません。深刻なアレルギーがある方や厳格な菜食を続けたい方は、英語メニューがあり調理内容の説明を受けやすいリゾート内レストランを中心に組み立て、ワルンでの食事は避けるか、加工されていない果物やゆで卵など原型のわかる食品に絞るのが現実的な対応です。
1日の食費はどれくらい?ワルン・ローカル食堂・リゾート内レストランの3水準
ロンボク島での食事は、大きく3つの水準に分かれます。1つ目は地元の人が日常的に利用する「ワルン」で、最も安く食べられる一方、英語はほぼ通じず、衛生状態も店によって差が大きいため、ここまで触れてきた「安全側に倒す」考え方がとくに重要になります。支払いは基本的に現金のみで、ロンボク島の両替・支払い事情ガイドで触れているとおり、ワルンや屋台ではカード決済がほぼ使えません。2つ目は「ローカル食堂(ルマ・マカン)」で、席がありメニューも見やすく、ワルンより価格はやや上がりますが、衛生面・言語面の負担は下がります。3つ目は「リゾート・ホテル内のレストラン」で、価格は最も高くなりますが、英語メニューがあり調理・衛生管理も国際水準に近く、カード決済に対応している店が多いという安心感があります。
では1日いくら見ておけばよいのか。個別店舗の値札は変動が激しく、公式に確認できる形では公開されていません。そこでこの記事では、店の値札の代わりに公的に確定している2つの数値を物差しにします。1つ目は、インドネシア財務省令(PMK 32/2025、2026年度の標準支出基準)が定める国内出張の日当で、西ヌサトゥンガラ州は1日Rp440,000です。これは公務員が出張先で食事や雑費に使う想定でインドネシア政府自身が設定した1日あたりの額で、日本円ではおよそ3,900円にあたります(1円=約112ルピアで換算、2026年8月時点)。2つ目は、同州の2026年の最低賃金(UMP)で、月額Rp2,673,861(およそ23,900円)です。30日で割ると1日あたり約Rp89,000、日本円で約800円になります。
この2つの数字が、ロンボクの食費を考えるうえでの上下の目印になります。ワルンは、1日約Rp89,000で生活する人たちが毎日通って成立する価格帯で営業している店です。つまりワルン中心で3食済ませるなら、食費は地元の1日の稼ぎのラインに収まる水準まで下がります。ローカル食堂を混ぜても、政府の公定日当Rp440,000=約3,900円の枠の中に収まるのが普通です。一方でリゾート内レストランは、国際的な観光客向けの価格設定で、外国人が3食すべてをそこで取ると公定日当の枠を超えてくるのが自然です。感覚的に言えば、ワルン中心なら「日本の食費より一段安い」、ローカル食堂中心なら「日本の外食より少し安い」、リゾート内で完結させるなら「日本の外食と変わらないか、それ以上」という三段構えで見積もるのが安全です。
ここで示したのは、あくまで公的な数値からの逆算であり、個別店舗の実勢価格を現地で調査した結果ではありません。ただ、旅行前に必要なのは1円単位の正確さではなく「予算の桁を間違えないこと」です。この物差しがあれば、宿の食事プランを付けるべきか、外で食べるべきかを自分で判断できます。
図:1日の食費を公的な数値で見積もる(2つの確定値と3つの食べ方)
なお、外国人向けの飲食店の選択肢という点では、ロンボク島はバリ島に見劣りします。バリ島のスミニャックやチャングーのような、多国籍料理店やヴィーガン専門カフェが密集するエリアは、ロンボク島にはまだ多くありません。センガギやクタ・ロンボクなど観光開発が進んだエリアを除くと、外国人観光客向けの飲食店そのものが少なく、「選べる楽しさ」はバリ島のほうが上回ります。この不便さは、ロンボク島を検討するうえで正直に共有しておきたい点です。
まとめ|「食べていけるか」への答え
冒頭の問いに戻ると、答えは「条件によって変わる」です。辛いものが苦手でも、辛さが控えめな料理を選び、「Tidak pedas, ya」を使えば大きな問題にはなりません。豚肉やお酒を強く求めないなら、ハラルが基本のロンボクはむしろストレスが少ない環境です。逆に、バリ島のようにお酒を気軽に楽しみたい、豚肉料理も食べたい、外国人向けの飲食店から選びたいという方には、ロンボク島は物足りなさが残ります。水・氷・生ものへの警戒を怠らず、深刻なアレルギーがあるならリゾート内レストランを軸に組み立てれば、衛生面のリスクは大きく下げられます。食費は、政府の公定日当Rp440,000(約3,900円)を上限の目安に、ワルン中心なら大きく下回り、リゾート内で完結させると超える、と見積もっておけば桁を外しません。ロンボク島の全体像はロンボク島完全ガイド、旅の費用感全体はロンボク島の費用・物価ガイドもあわせてご覧ください。
🏝️ セコトン現地からのひとこと
私たちが宿を構えるセコトンは、島の南西部にある静かなエリアです。ここまで書いてきた「豚肉・お酒を扱う店が少ない」「外国人向けの飲食店の選択肢が限られる」という条件は、観光開発が進んだセンガギやクタ・ロンボクよりも、セコトンのようなエリアでいっそう強く出ます。逆に言えば、食事の心配は宿側で引き受けられる部分が大きい場所でもあります。滞在中の食事をどう組み立てるかは、予約前にお気軽にご相談ください。
最後に、よくある質問に簡潔に答えておきます。
よくある質問
Q. ワルンでも英語は通じますか?
観光エリアのワルンでは簡単な英語(料理名・数字)が通じることもありますが、地方部や地元向けの店ではほとんど通じません。写真付きメニューがある店を選ぶか、この記事で紹介した料理名を覚えておくと安心です。
Q. お酒はまったく手に入らないのですか?
手に入らないわけではありません。国際チェーンのホテルやリゾート、観光客向けのレストラン・バーでは提供されています。ただしヒンドゥー教徒が多数派のバリ島と違い、地元向けのワルンや食堂で出てくることはまず期待できず、飲める場所は観光客向けの施設に限られます(2026年8月時点)。
Q. 具体的な店名や1食あたりの値段は載せていないのですか?
店名と値札は、公式に確認できる形で公開されておらず変動も大きいため、この記事では載せていません。代わりに、インドネシア政府が定めた公定日当(NTB州で1日Rp440,000)と同州の最低賃金という、出典をたどれる2つの数値を物差しとして示しています。予算の桁を決めるにはこちらのほうが確実です。
あわせて、ロンボク島での滞在を支えるお金まわりや医療体制、島全体の基礎知識についても目を通しておくと、食事以外の不安も減らせます。
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- ロンボク島とは?行き方・気候・見どころ完全ガイド気候・治安・エリアの全体像をまとめたピラー記事です。
- ロンボク島の両替・支払い事情ガイドワルンでの現金払いやカード事情を詳しく解説しています。
- ロンボク島の病院・保険ガイド食事由来の体調不良が長引いたときの受診先をまとめています。
実際にロンボク島セコトンでどんな食卓を囲めるのか、気になった方は、私たちの拠点があるセコトンについてもう少し知っていただけたら嬉しいです。
セコトンで、食も含めた滞在を体験してみませんか
Semelar Beach Villageは、ロンボク島セコトンでビーチヴィラを運営しています。滞在中の食事は、辛さや衛生面に配慮しながらご用意しています。まずはセコトンというエリアそのものを知りたい方は、下記の完全ガイドをご覧ください。
ロンボク島セコトン|Semelar Beach Village 運営
最後に、この記事を書いている私たちの立場についても触れておきます。
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Semelar Beach Village(ロンボク島セコトン)
2026年8月時点・公式情報にもとづく/この記事は、ロンボク島セコトンでビーチヴィラを運営するSemelar Beach Villageが執筆しています。私たちは現地の事業者ですが、本文の料理・制度・衛生・費用に関する記述は、インドネシア政府観光局・ハラル製品保証実施庁・NTB州政府・インドネシア財務省令・CDC・厚生労働省検疫所といった公表資料にもとづくもので、店舗を回って値段や味を実地確認した記録ではありません。宿泊事業者という立場上、ロンボク島を勧めたい動機があることも申し添えます。だからこそ、お酒や飲食店の選択肢のようにバリ島に軍配が上がる点は、本文中で正直に書きました。
本文中で紹介した情報の出典は、以下にまとめています。
この記事が根拠にした情報
- インドネシア政府観光局公式サイト Indonesia.travel「Taliwang Chicken, Your Must-Try Food from Mandalika, Lombok」https://www.indonesia.travel/us/en/travel-ideas/gastronomy/taliwang-chicken-your-must-try-food-from-mandalika-lombok/
- Indonesia.travel「西ヌサトゥンガラ(West Nusa Tenggara)」デスティネーションページhttps://www.indonesia.travel/us/en/destination/bali-nusa-tenggara/west-nusa-tenggara
- Indonesia.travel「Mau Kulineran di Mandalika, Lombok? 7 Makanan Khas Ini Wajib Masuk Daftarmu!」(サテ・ブラヤック、アヤム・タリワン、サユール・アレス、アヤム・ララン、ナシ・バラップ・プユン、プレチン・カンクン、サンバル・ブブルク・トゥルン、サテ・レンビガ、ポテン・ジャジェ・トゥジャッ、ブバルンの紹介)https://www.indonesia.travel/my/en/travel-ideas/gastronomy/mau-kulineran-di-mandalika-lombok-7-makanan-khas-ini-wajib-masuk-daftarmu/
- ハラル製品保証実施庁(BPJPH)公式サイト「Phasing Period Ends, Halal Certification Obligation Takes Effect Starting October 18, 2024」https://bpjph.halal.go.id/en/detail/phasing-period-ends-halal-certification-obligation-takes-effect-starting-october-18-2024/
- NTB州政府オープンデータポータル「Penduduk Muslim di NTB Mencapai 96,94%」(出典:NTB州人口・市民登録局 Dinas PMPD Dukcapil NTB、2024年データ)https://data.ntbprov.go.id/infographic/penduduk-muslim-di-ntb-mencapai-9694
- NTB州統計局(BPS Provinsi Nusa Tenggara Barat)宗教別人口統計https://ntb.bps.go.id/id/statistics-table/2/MzMzIzI=/persentase-penduduk-menurut-kabupaten-kota-dan-agama-yang-dianut-.html
- NTB州法令データベース(JDIH Prov. NTB)「Peraturan Daerah Provinsi NTB Nomor 2 Tahun 2016 tentang Pariwisata Halal」https://jdih.ntbprov.go.id/content/perda-no-2-tahun-2016
- 米国疾病予防管理センター(CDC)Yellow Book「Food and Water Precautions for International Travelers」https://www.cdc.gov/yellow-book/hcp/preparing-international-travelers/food-and-water-precautions-for-travelers.html
- 厚生労働省検疫所(FORTH)インドネシア渡航情報https://www.forth.go.jp/destinations/country/indonesia.html
- インドネシア財務省令 PMK 第32号/2025年「2026年度標準支出基準(Standar Biaya Masukan TA 2026)」— 国内出張日当(西ヌサトゥンガラ州 Rp440,000/日)
- 西ヌサトゥンガラ州政府「UMP NTB 2026 Naik 2,7 Persen」(2026年州最低賃金 Rp2,673,861)https://ntbprov.go.id/post/ump-ntb-2026-naik-27-persen
- バリ州統計局(BPS Provinsi Bali)宗教別人口統計(登録人口 2024・2025年)https://bali.bps.go.id/id/statistics-table/1/MjAxIzE=/jumlah-penduduk-menurut-agama-dan-kabupaten-kota-di-provinsi-bali-hasil-registrasi-2024-dan-2025.html
- 円・ルピア換算レートは2026年8月時点の市場中値(1円=約112ルピア)を使用

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