「ロンボク島やギリ島でヨガのクラスに出られるのか」「1回だけ参加するドロップインはいくらで、予約は要るのか」「何日か続けるリトリートは、何を基準に選べばいいのか」。旅の途中でヨガを入れたい人からは、こうした疑問が出てきます。
結論から言うと、旅行者が参加しやすいヨガの場は、ギリ・エア(Gili Air)、ギリ・トラワンガン(Gili Trawangan)、ロンボク島南部のクタ・ロンボク(Kuta Lombok)に集まっています。ギリ・トラワンガンの Gili Yoga では、予約なしで1回 Rp200,000(約1,800円)から参加できます(2026年10月時点の公式サイトの表示)。何日か続けたい場合は、ヨガの場に泊まる形と、リゾートの滞在プランにヨガが付く形があり、期間・含まれるもの・移動で比べて選びます。
この記事は、インドネシア政府観光局(indonesia.travel)がロンボク島のヨガの場として紹介している5か所と、各施設の公式サイトで確かめられた内容をもとにまとめています。クラスの時刻や料金を公式サイトで公開していない施設が多いため、確かめられなかった点はその旨を書いています。想定する読者は、ロンボク島・ギリ島の旅行中にヨガを入れたい人と、ヨガを目的に数日の滞在を考えている人です。
2026年10月時点の情報
この記事でわかること
- ✓ロンボク島・ギリ島でヨガのクラスがある場所と、エリアごとの傾向
- ✓ドロップイン(1回参加)の料金の例と、参加の流れ・持ち物
- ✓ギリ・エアとギリ・トラワンガン、ヨガで選ぶときの違い
- ✓リトリートや滞在プランを選ぶときに比べること
- ✓季節、服装、ラマダンなど、旅程を組むときの注意
結論
ヨガのクラスはギリ・エア、ギリ・トラワンガン、クタ・ロンボクに集まっています。1回だけ出るなら、予約不要で料金を公開している Gili Yoga(1回 Rp200,000)が計画を立てやすい例です。数日続けるなら、期間・含まれるもの・移動の手間で比べ、時刻と料金は申し込む前に施設へ直接確かめてください(2026年10月時点)。
ロンボク島・ギリ島で、ヨガができるのはどこですか
インドネシア政府観光局は「ロンボク島でヨガをする5つの場所」として、ギリ・トラワンガンの Sunset Beach Yoga Gili と Gili Yoga、ギリ・エアの H2O Yoga and Meditation Center、クタ・ロンボクの Ashtari と Mana Lombok を挙げています。5か所のうち3か所がギリ島、2か所がクタ・ロンボクです。
このほか、北部の海沿いのリゾートには、宿泊の滞在プランにヨガを付けられる所があります。メダナ(Medana)にある The Lombok Lodge の公式サイトでは、2人向けのスパとヨガの滞在プランに、60分の朝のヨガ1回を追加できると案内しています。
ホテルやリゾートへ講師が出向く形もあります。マタラムの国立ヒンドゥー教大学(IAHN Gde Pudja Mataram)が出す学術誌に載った2025年の論文は、地元の団体 Lombok Yoga Center の講師がロンボク島のホテルやリゾートで旅行者にヨガを教えていることを取り上げ、講師が旅行者の背景や必要に合わせて教え方を変えていると報告しています。泊まる宿にヨガの場が無くても、宿のフロントにクラスの手配ができるかたずねる価値はあります。
一方、ロンボク島南西部のセコトンやギリ・メノ(Gili Meno)では、公式サイトや政府観光局で確かめられるヨガ教室は見つかりませんでした。教室が無いという意味ではなく、公開された情報で確かめられなかったということです。
図:ロンボク島・ギリ島のヨガ エリア別の傾向
ドロップインはいくらで、どう参加しますか
料金と参加の流れを公式サイトで細かく公開していたのは、ギリ・トラワンガンの Gili Yoga でした。2026年10月時点の表示では、1回の参加が1人 Rp200,000(約1,800円)で、現金とカードのどちらでも払えます。地元の人(Locals)向けの料金は1回 Rp100,000(約900円)です。
回数券もあり、3回で Rp550,000(約4,950円)、5回で Rp875,000(約7,900円)、10回で Rp1,600,000(約1万4,400円)です。1回あたりにすると、3回券で約 Rp183,000、5回券で Rp175,000、10回券で Rp160,000 になります。回数券は人と分け合えず、払い戻しもできません。講師を貸し切る個人クラスは Rp1,000,000(約9,000円)で、前日までの予約が要ります。何人まで参加できるかは書かれていませんでした。
図:Gili Yoga の1回あたりの料金(回数券別)
参加の流れも公式サイトに書かれています。事前の予約は要らず、クラスが始まる10分前までに受付で名前を書きます。マット、ブロック、ボルスター、ストラップは貸してもらえます。タオルは貸し出す道具に入っておらず、公式サイトは、必要なら小さなタオルかサロン(腰布)を持ってくるよう案内しています。ろ過した飲み水があるので、繰り返し使える水筒を持っていくと便利です。公式サイトの時間割では、月〜土曜は朝8時30分から Sunrise Flow(75分)、毎日夕方5時から1クラス(曜日によってヴィンヤサ、陰ヨガ、ハタ、日曜はハタ・フロー)で、日曜の朝のクラスはありません(2026年10月時点)。どのクラスもレベルを問わず参加でき、初めての人やけがのある人は始まる前に講師へ伝えるよう案内しています。
ほかの施設は、クラスの時刻や1回の料金を公式サイトで確かめられませんでした。比べる目安として、当サイトのロンボク島のマッサージ・スパ相場では、街のマッサージ店の60〜90分が Rp150,000〜450,000ほどです。ヨガの料金はほかの教室では確かめられなかったため、カードが使えない場合に備えて現金を多めに用意しておくと困りません。
ギリ・エアとギリ・トラワンガン、ヨガで選ぶならどちらですか
夜も静かに過ごしたいならギリ・エア、料金や参加の流れを先に確かめて計画したいならギリ・トラワンガン、が一つの目安です。
ギリ・エアの H2O Yoga and Meditation Center は、当サイトのギリ・エア島ガイドで確かめたとおり、公式サイトでヨガのクラスを毎日3回開いていると案内しています。インドネシア政府観光局は、庭と水の景色に囲まれた円形のシャラ(ヨガの練習場)と、ワークショップやリトリートを紹介しています。政府観光局のインドネシア語のページは、ギリ・エアを車やバイクの走らない静かな島として紹介しています。クラスの時刻と1回の料金は、公式サイトで確認できませんでした。
ギリ・トラワンガンには、上で触れた Gili Yoga のほか、政府観光局が西岸の木造のシャラとして紹介する Sunset Beach Yoga Gili があり、夕日の時間の練習に向く場所として紹介されています。Gili Yoga は、政府観光局によると港の近く、公式サイトによるとフリーダイビングの店 Freedive Gili の裏の庭(Banyan Tree Cafe の隣)にあり、シャラは2つ、草ぶき屋根のバンガロー9棟と25mのプールを備えています。
ギリ・トラワンガンは3島の中で店や人が多く、夜ににぎやかな場所もあります。朝のクラスを中心にするなら、宿は浜の中心から少し離れた場所を選ぶと休みやすくなります。どちらの島もロンボク本島のバンサル港(Bangsal)から船で渡り、外国人は観光税(1人 Rp20,000、約180円)を払います。
ロンボク本島では、どこでヨガができますか
本島で教室を探すなら、南部のクタ・ロンボクが中心です。インドネシア政府観光局は、Ashtari を海岸線を180度見渡す広い木のデッキと敷地内のオーガニックのレストランがある場所として、Mana Lombok を竹の建物と熱帯の庭、オーガニックのカフェがあり、どのレベルにも合わせた毎日のクラスがある場所として紹介しています。どちらも、クラスの時刻と料金は確認できませんでした。
クタ・ロンボクはサーフィンの町でもあり、朝に海へ入って夕方にヨガで体をほぐす組み合わせが組みやすいエリアです。町の様子と行き方はクタ・ロンボク(マンダリカ)ガイドにまとめています。
北部の海沿いでは、リゾートの滞在プランにヨガが付く形が中心です。The Lombok Lodge の公式サイトでは、2人向けのスパとヨガの滞在プランに、空港・港からの専用車の送迎、ギリ・メノへの船とシュノーケル付きの1日、毎日の朝食と夕食などが含まれ、追加の選択肢として1人4回の60分のスパ施術と、60分の朝のヨガ1回(2人)を付けられると案内しています。プランの料金と、宿泊客以外が参加できるかは、公式サイトで確認できませんでした。
リトリートや滞在プランは、何を比べて選べばいいですか
何日か続けてヨガをする場合は、「ヨガの場に泊まる」か「リゾートの滞在プランにヨガが付く」かで、1日の過ごし方が変わります。ヨガの場に泊まる形は、朝のクラスに歩いて出られて、クラスの数を自分で選べます。リゾートの形は、送迎や食事、スパがまとまっている一方、ヨガは1回だけなど少ないことがあります。
どちらにしても、申し込む前に次の点を比べてください。リトリートの値段は期間と含まれるものでまったく変わるため、総額だけで比べないことが大切です。
- ✓期間と、1日に何回クラスがあるか(朝だけか、朝と夕方か)
- ✓料金に含まれるもの(宿泊、食事、送迎、スパ、島めぐり)と、税・サービス料の扱い
- ✓クラスの種類(ハタ、ヴィンヤサ、陰ヨガなど)と、初めての人も参加できるか
- ✓クラスが英語で行われるか、通訳が要るか
- ✓空港や港からの移動手段と所要時間(ギリ島は船を含む)
- ✓雨の日にクラスを開ける屋根付きのシャラがあるか
- ✓取り消しの条件と、支払いの方法(現金のみか、カードが使えるか)
英語のクラスについていけるか不安な場合は、最初の1〜2日はドロップインで様子を見て、合う教室が見つかってから回数券に切り替える方法があります。Gili Yoga の例では、3回以上出るなら回数券の方が1回あたり安くなります。
いつ行けばよく、服装や持ち物はどうしますか
ロンボク島は4〜10月が乾季、11〜3月が雨季です。屋外や屋根だけのシャラでクラスを開く所が多いため、雨の少ない乾季の方が予定どおりに出やすくなります。雨季に行く場合は、屋根のあるシャラかどうかを先に確かめてください。インドネシア政府観光局も、人の多い時期は人気の教室を早めに予約するよう案内しています。
ロンボク島はイスラム教徒が多い島です。当サイトのロンボク島の宗教で書いたとおり、浜やリゾートの中では水着でかまわない場面が多い一方、村の中やモスクの近くでは肩と太ももを出さない服にします。ヨガのウェアのまま村や街を歩くときは、一枚羽織ってください。
注意
- タオルと飲み水:マットは貸してもらえても、タオルは自分で持っていく所があります。暑さで汗をかくため、水を多めに持ってください。
- 小額の現金:ギリ島では船代、観光税、島の支払いに現金を使う場面が多くあります。カードが使える教室でも、現金を用意しておくと困りません。
- ラマダン:断食月のあいだは地方の食堂が昼に閉まることがあります。次のラマダンの始まりは、イスラム団体ムハマディヤの暦では2027年2月8日です。
- 体調:暑い時間帯の練習や、海に入った直後のクラスは無理をしないでください。持病がある人は、申し込みのときに講師へ伝えておきます。
セコトン現地からのひとこと
ギリ島とロンボク本島のあいだの移動は、船と車を乗り継ぐため半日がかりになりがちです。島を移る日や空港へ向かう日は朝のクラスを入れず、移動のない日に回すと、慌てずに済みます。また、教室の時刻は季節や講師の都合で変わることがあるため、着いた日に受付やSNSで当日の時刻を確かめておくと安心です。
ロンボク島・ギリ島でヨガをする前に知っておきたい弱点と、向く人
ロンボク島・ギリ島のヨガの場は、ギリ・エア、ギリ・トラワンガン、クタ・ロンボクに集まっていて、ほかの地域では公開された情報で確かめられる教室が多くありません。クラスの時刻や料金を公式サイトで公開していない施設も多く、着いてから確かめる場面が出てきます。ギリ島は船でしか渡れないため、天気や海の状態で移動の予定が変わることもあります。
それでも、海の近くで朝にヨガをして、日中はシュノーケルや昼寝、夕方は浜で過ごすといった、ゆっくりした旅を組みたい人には合っています。ドロップインで気軽に始められ、数日続けたくなればリトリートや滞在プランに切り替えられます。
ヨガのあとに人の少ない海で過ごしたい人には、ギリ3島とは別に、ロンボク島南西部セコトン沖の静かな南ギリの島々という選択肢もあります。違いはギリ3島と南ギリ、どっちに泊まる?で比べています。私たちSemelar Beach Villageは、セコトンの漁村で地元のササクの人たちと浜のカフェ(SAKURA CAFE、10:00〜22:00、月曜定休)や市場、ビーチクラブを運営しています。ロンボク国際空港から車で約1時間10分、レンバル港から約40分です。全13棟のプライベートヴィラは建設中で、最初の棟は2027年初めに完成する予定です(2026年8月時点の計画)。いま申し込めるのは3泊4日〜5泊6日の滞在プログラム(1人Rp4,800,000、約4.3万円。空港送迎・滞在中の移動・ガイド・ウェルカムディナー・マッサージ込み、航空券と宿泊は別)で、日本語で相談できます。
よくある質問
Q. ヨガが初めてでも参加できますか。
参加できる教室があります。Gili Yoga は公式サイトで、どのクラスもレベルを問わず参加できると案内しています。インドネシア政府観光局は、Mana Lombok をどのレベルにも合わせた毎日のクラスがある場所として紹介しています。ほかの教室でも、受付でクラスの難しさをたずね、ハタや陰ヨガなど、ゆっくりしたクラスから始めると安心です。
Q. 予約は必要ですか。
Gili Yoga は予約不要で、始まる10分前までに受付で名前を書けば参加できます(個人クラスは前日までに予約)。ほかの教室は公式サイトで確認できなかったため、人の多い時期は前日までにたずねておくと確実です。
Q. マットは持っていくべきですか。
Gili Yoga ではマットやブロックなどの道具を貸してもらえます。荷物を減らすなら、マットは持たず、タオルと飲み水を持っていけば足ります。ほかの教室で貸し出しがあるかは、事前に確かめてください。
Q. ギリ島には何泊すればヨガを楽しめますか。
移動の日を除いて、まる1日以上とれる2泊以上が目安です。到着日と出発日は船の時刻に左右されるため、朝のクラスに落ち着いて出られるのは中日になります。日程の組み方は、下の「あわせて読みたい」の何泊の目安の記事で扱っています。
Q. 雨季でもクラスはありますか。
雨季のクラスの運営を公式に案内している施設は確認できませんでした。雨季に行く場合は、屋根付きのシャラがあるかと、その日のクラスがあるかを現地で確かめてください。
まとめ
ロンボク島・ギリ島でヨガのクラスに出やすいのは、ギリ・エア、ギリ・トラワンガン、クタ・ロンボクです。ギリ・トラワンガンの Gili Yoga は予約不要で1回 Rp200,000(約1,800円)、回数券もあり、マットなどの道具は貸してもらえます(2026年10月時点の公式サイトの表示)。ギリ・エアは静かな島で毎日のクラスがあり、クタ・ロンボクにはサーフィンと組み合わせやすい教室があります。
数日続けるなら、ヨガの場に泊まる形か、リゾートの滞在プランに付く形かを決め、期間・含まれるもの・移動の手間で比べてください。クラスの時刻と料金は公開していない施設が多いため、申し込む前と着いた日に、施設へ直接確かめるのが確実です。
あわせて読みたい
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- ロンボク島のマッサージ・スパ相場ヨガのあとのマッサージを、エリアと価格帯で比べています
- ギリ島は何泊が目安?1泊・2泊・3泊のモデル日程と、島でやることの所要時間を扱っています

この記事が根拠にした情報
- インドネシア政府観光局 indonesia.travel「5 Best Places to Practice Yoga in Lombok」https://www.indonesia.travel/gb/en/travel-ideas/wellness/5-best-places-to-practice-yoga-in-lombok
- インドネシア政府観光局 indonesia.travel「Gili Air」(インドネシア語)https://www.indonesia.travel/id-id/destination/bali-nusa-tenggara/west-nusa-tenggara/gili-air/
- Gili Yoga 公式サイト(場所、料金、回数券、時間割、参加の流れ、道具)https://giliyoga.com/
- The Lombok Lodge 公式サイト(スパとヨガの滞在プラン)https://www.thelomboklodge.com/luxury-spa-yoga-retreat-lombok/
- Astrina, Suparta, Kusumasanthi(2025)「Pengajaran Yoga oleh Instruktur Lombok Yoga Center sebagai Daya Tarik Wisata Wellness di Lombok」Paryaṭaka 4巻1号https://e-journal.iahn-gdepudja.ac.id/index.php/pyt/article/view/2794
- 当サイト「ギリ・エア(ギリアイル)島ガイド」(H2O Yoga の毎日のクラス、観光税)https://semelarvillage.com/gili-air-guide/
- 当サイト「ロンボク島のマッサージ・スパ相場」「ロンボク島の宗教」https://semelarvillage.com/lombok-massage-spa-prices/
