「ロンボク島でもマッサージやスパは受けられるのか」「バリ島と比べて高いのか安いのか」。バリ島に比べて情報が少ないぶん、こうした疑問を持ったまま出発する人は少なくありません。結論から言うと、センガギ・ギリ・トラワンガン・クタ・ロンボクといった観光エリアには街のマッサージ店やホテルスパがあり、60〜90分の施術でおおむねRp150,000〜Rp1,000,000程度(目安)の幅で選べます。
バリ島に比べると店の数は少なく、価格帯もバリの最安値ほどは下がりません。一方、セコトンのような村の集落には独立したマッサージ店がほとんどなく、宿泊施設に相談して手配してもらうのが基本になります。
マッサージ・スパの料金は店ごとの差が大きく、公的な統計としての「相場」が存在する分野ではありません。この記事で示す金額は、複数のホテルスパ公式サイトや現地の店舗紹介記事で確認できた具体例をもとにした「目安」です。ルピアの円換算は1万ルピア≒90円(2026年9月時点)で統一しています。想定読者は、ロンボク島・セコトンへの滞在中にマッサージやスパを利用したい人です。
2026年9月時点の情報
この記事でわかること
- ✓街のマッサージ店・ホテルスパ・出張型それぞれの価格帯の目安
- ✓センガギ・ギリ・トラワンガン・クタ・ロンボク・マタラムのエリア別の傾向
- ✓バリ島との価格・店舗数の違い
- ✓チップの目安、予約の必要性、衛生面で注意したいこと
- ✓セコトンでマッサージ・スパを利用したい場合の考え方
結論
2026年9月時点で確認できた範囲では、ロンボク島の街のマッサージ店・デイスパは60〜90分でRp150,000〜Rp450,000程度(約1,350〜4,050円)、ホテル内の本格スパはRp500,000〜Rp900,000程度(約4,500〜8,200円)が目安です。センガギ・ギリ・トラワンガン・クタ・ロンボクには選択肢がありますが、マタラムは観光客向けというより地元利用が中心で、セコトンには独立した店がほとんどなく宿泊施設に相談して手配するのが基本です。バリ島と比べると店舗数は少なく、最安値の水準はバリほど下がりません。
ロンボク島のマッサージ・スパの価格帯をざっくり言うと
ロンボク島でマッサージ・スパを利用する方法は、大きく3つに分かれます。1つ目は街なかの独立したマッサージ店やデイスパ、2つ目はホテル・リゾートに併設されたスパ、3つ目は宿泊施設を通じて手配する出張・在室型の施術です。同じ「1時間のマッサージ」でも、この3つのどれを選ぶかで料金は大きく変わります。
クタ・ロンボク(マンダリカ)の街なかのマッサージ・スパ店を紹介する現地情報では、60分程度の標準的なマッサージがRp200,000〜Rp250,000ほど(約1,800〜2,250円)、60〜90分のやや丁寧な施術でRp250,000〜Rp400,000ほど(約2,250〜3,600円)という例が複数紹介されています。
一方、センガギのホテルスパの一つが公開している正式な料金表では、60〜90分のマッサージ系メニューがUSD33〜45(IDR577,500〜742,500、政府税・サービス料21%別)となっており、街のマッサージ店よりも高めです。
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| 利用の型 | 価格帯の目安(60〜90分) | 円換算の目安 |
|---|---|---|
| 街のマッサージ店・デイスパ | Rp150,000〜Rp450,000ほど | 約1,350〜4,050円 |
| ホテル・リゾートのスパ | Rp500,000〜Rp900,000ほど | 約4,500〜8,200円 |
| スパパッケージ(複数メニュー・数時間) | Rp500,000〜Rp1,800,000ほど | 約4,500〜16,300円 |
※クタ・ロンボクの店舗紹介記事、ギリ・トラワンガンの店舗紹介記事、センガギのホテルスパ公式料金表(2026年9月時点)で確認できた具体例をもとにした目安です。円換算は1万ルピア≒90円で計算しています。店・時期によって上下します。
図:利用の型別 価格帯の目安(60〜90分)
エリア別の相場:センガギ・ギリ・トラワンガン
センガギはロンボク島西海岸のリゾートエリアで、マッサージ・スパの選択肢が比較的豊富です。現地の観光ガイドサイトでは、地元式(ササク式)の伝統マッサージが1時間あたりUSD8〜20ほど、独立系のデイスパがUSD25〜75、ホテル併設スパが1施術USD65〜180ほどという価格帯が紹介されています。90〜120分のコースが一般的な単位です。
あるホテルスパの公式メニュー表では、60分のマッサージがUSD33、90分のマッサージ系メニューがUSD45、半日パッケージ(4時間)がUSD100(IDR1,650,000)で、いずれも政府税・サービス料が別途21%かかる点も明記されていました。予約前にサービス料込みかどうかを確認しておくと、当日の会計で戸惑いません。
ギリ・トラワンガンは島内が徒歩と自転車、馬車(チドモ)中心の移動になるエリアで、海沿いを中心にマッサージ・スパの看板を多く見かけます。現地の紹介記事では、バリニーズマッサージ1時間でRp170,000という店や、60〜90分でRp170,000〜Rp400,000という価格帯の店が紹介されています。
フットリフレクソロジーは30〜60分でRp100,000〜Rp250,000ほど、アロマテラピーマッサージは60〜90分でRp360,000〜Rp450,000ほど、ホットストーンマッサージは60〜90分でRp250,000〜Rp500,000ほどという例もあります。ギリ・エアやギリ・メノにもマッサージ・スパはありますが、店の数はギリ・トラワンガンより少なくなります。
エリア別の相場:クタ・ロンボク、マタラム
クタ・ロンボク(マンダリカ)は、サーキットや高級リゾートの開発が進むエリアで、マッサージ・スパの店も増えています。現地の店舗紹介記事によると、60分の標準的なマッサージでRp200,000〜Rp250,000ほど、60〜90分のやや丁寧な施術でRp250,000〜Rp400,000ほどという例が複数あり、バリニーズマッサージとスウェーディッシュマッサージを組み合わせたコースや、施術後にお茶を出すサービスを特徴とする店もあります。高級リゾート併設のスパも増えていますが、公開されている料金表までは確認できませんでした。
マタラムは西ヌサトゥンガラ州の州都で、観光客向けというより地元の人が日常的に利用するサロン・スパが中心です。トリップアドバイザーなどには複数の店が掲載されていますが、価格表を公式サイトなどで確認できる店は多くなく、具体的な金額はこの記事では確認できませんでした。観光エリアに比べれば価格は抑えめになりやすいと考えられますが、断定はできません。
空港からロンボク島各地へ移動する際の中継地として立ち寄る程度に考え、価格を重視するなら店を事前に調べておくことをおすすめします。買い物や両替など街なかの用事についてはロンボク島の両替・支払いガイドもあわせて参考にしてください。
図:エリア別 マッサージ・スパ事情
バリ島と比べると、何が違うのか
バリ島は世界的にもマッサージ・スパの激戦区で、店の数がロンボク島とは比べものになりません。バリ島の情報サイトによると、街なかのローカルスパでは1時間あたりRp100,000前後(約900円)、60分の全身マッサージがRp120,000ほど(約1,080円)という例もあり、これはロンボク島の街のマッサージ店の相場(Rp150,000〜450,000ほど)より一段安い水準です。
一方、高級ホテル併設やヴィラスパでは90分でRp1,500,000を超えることもあるとされ、ここは価格帯としてロンボク島のホテルスパと重なります。
バリ島内でもエリアによって傾向が異なり、クタ・レギャンは比較的リーズナブル、ウブドは格安な街スパから高級ヴィラスパまで幅が広く、ヌサドゥア・ジンバランやスミニャック・クロボカンは中〜高価格帯とされています。「バリ島は安い」と一括りにはできず、エリア次第でロンボク島のセンガギやクタ・ロンボクと同じかそれ以上の価格になることもあります。
違いとして大きいのは、価格そのものよりも店の数です。バリ島では通り沿いに格安マッサージ店が何軒も並ぶ場所がありますが、ロンボク島ではそこまでの密集は見られず、当日ふらっと選ぶより事前に評判を調べておく方が失敗しにくくなります。ロンボク島の物価全般についてはロンボク島の費用・物価ガイドも参考にしてください。
チップ・予約・衛生で気をつけたいこと
インドネシアのマッサージ・スパは、料金にすでに7〜11%程度のサービス料が含まれていることが多く、チップは必須ではありません。バリ島の情報サイトでは、満足度に応じて短時間の施術でRp10,000〜20,000、長時間の施術でRp30,000〜50,000ほどを渡す例が紹介されています。ロンボク島の具体的な相場までは確認できませんでしたが、目安としては近い水準で考えてよさそうです。インドネシア全体のチップの考え方はインドネシアのチップとマナーでも扱っています。
人気のホテルスパは繁忙期に現地到着後の予約だと満室で断られることがあるとバリ島のスパ選びを扱った記事は指摘しており、年末年始やゴールデンウィークなど混みやすい時期は出発前の予約をおすすめします。
注意
- 過度に安い・強引な客引きには注意:バリ島のスパ選びを扱った記事では、ガイドが紹介してくる店はキックバック目的のことがあり、やたら安い店ほど施術時間が短かったり施設が整っていなかったりする傾向があると指摘されています。ロンボク島でも同様の注意が当てはまると考えられます。
- タオル・オイルの清潔感を見て判断する:ウォークインの店は、施設やシーツ・タオル類の清潔感、オイルの質に当たり外れがあるとされています。気になる場合は施術前に確認し、無理に続ける必要はありません。
セコトンでマッサージ・スパを利用するなら
セコトンは漁村が点在する地域で、センガギやギリ・トラワンガンのような、通り沿いに看板を出したマッサージ店はほとんど見当たりません。この地域の宿泊施設を調べると、施設内にスパを備えている例は確認できます。たとえば地域内のあるビーチリゾートは公式サイトで館内スパのメニュー(ボディマッサージ、アロマテラピー、ボディスクラブなど)を紹介していますが、料金は公開されておらず、直接問い合わせる形になっています。別のリゾートも「ビーチリゾート・アンド・スパ」を名乗っており、スパを併設した施設が一定数あることがうかがえます。
つまりセコトンでは、街なかを歩いて店を探す方法は現実的ではなく、宿泊施設に相談して手配してもらうのが基本になります。滞在を予約する段階で、施設内にスパがあるか、外部の施術者を手配してもらえるかを確認しておくと、現地で慌てずに済みます。セコトンの宿泊施設全般についてはセコトン完全ガイドもあわせてご覧ください。
セコトン現地からのひとこと
セコトンでマッサージ・スパを予定に入れたい場合、先に決めておきたいのは「宿泊施設内で完結させるか、センガギやクタ・ロンボクまで足を延ばすか」です。センガギやクタまでは車で数十分から1時間以上かかることが多く、思い立ってすぐ行ける距離ではありません。よくある勘違いとして、都市部やビーチリゾートと同じ感覚で「着いてから探せばいい」と考えて予定を組まないでいると、施設によっては前日までの予約が必要だったり、対応できる時間帯が限られていたりして、結局利用できないまま滞在が終わることがあります。利用したい日程が決まっているなら、宿泊予約の際にあわせて相談しておくのが確実です。
便利さの先に、セコトンという場所があります
正直に言うと、マッサージ・スパを目的にするなら、ロンボク島・セコトンは便利な場所ではありません。店の選択肢はセンガギやクタ・ロンボクに限られ、セコトンの村自体には歩いて選べるほどの数の店がありません。価格もバリ島の最安値ほどは下がらず、飛び込みで気軽に、という利用の仕方が難しい地域です。予約や移動の手間を惜しまない前提で考える必要があります。
それでも、静けさを優先したい人にとっては別の見方もできます。バリ島やセンガギのように店が密集していない分、周りを気にせず宿泊施設内でゆっくり過ごせる時間が確保しやすいとも言えます。マッサージ・スパを毎日の楽しみとして何軒もはしごしたい人には向きませんが、旅の合間に1回、静かな環境で施術を受けたい人には、選択肢が少ないことがそれほど不便に感じられない場合もあります。
店を選ぶ楽しみやアクセスの良さを重視するなら、センガギやクタ・ロンボクに滞在する方が合っています。反対に、移動や予約の手間があっても静かな環境を優先したい人には、セコトンでの滞在という選択肢があります。
よくある質問
Q. ロンボク島のマッサージは安いですか。
日本と比べれば安い水準ですが、バリ島の最も安い店(1時間Rp100,000〜120,000ほど)よりロンボク島の街のマッサージ店(Rp150,000〜450,000ほど)はやや高めです。ホテルスパは両島とも近い価格帯です。
Q. チップは必要ですか。
料金にサービス料が含まれていることが多く、必須ではありません。満足した場合の目安として、短時間の施術でRp10,000〜20,000、長時間の施術でRp30,000〜50,000ほどを渡す例があります。
Q. セコトンでマッサージは受けられますか。
村なかに独立した店はほとんどありませんが、スパを備えた宿泊施設は確認できます。街なかで店を探すのではなく、宿泊施設に事前に相談して手配してもらうのが基本です。
Q. 予約は必要ですか。
街のマッサージ店は当日の飛び込みでも入れる場合がありますが、人気のホテルスパや繁忙期は満室で断られることがあります。確実に利用したい日程が決まっているなら、事前予約をおすすめします。
Q. バリ島とロンボク島、どちらが安いですか。
街のマッサージ店の最安値はバリ島の方が安い傾向があります。ただしバリ島内でもエリア差があり、ホテルスパの価格帯は両島で大きくは変わりません。価格だけでなく店の数や選びやすさも含めて考えるとよいでしょう。
まとめ
ロンボク島のマッサージ・スパは、街のマッサージ店で60〜90分Rp150,000〜450,000ほど、ホテルスパでRp500,000〜900,000ほどが目安です。センガギ・ギリ・トラワンガン・クタ・ロンボクには選択肢があり、マタラムは地元利用が中心で価格情報は限られます。バリ島と比べると最安値の水準は下がりにくく、店の数も少ないため、当日探すより事前に行き先を決めておく方が失敗しにくい地域です。
セコトンには独立した店がほとんどなく、宿泊施設に相談して手配するのが基本です。マッサージ・スパを目的の中心に据えるなら選択肢の多いセンガギやクタ・ロンボクが向いており、静けさを優先したうえで旅の合間に1回程度の利用を考えるなら、セコトンでの滞在も選択肢になります。価格・営業状況は店ごと・時期ごとに変わりやすい分野のため、この記事の情報は2026年9月時点のものとして扱い、利用する店が決まったら予約時に最新の料金を直接確認することをおすすめします。
あわせて読みたい
- ロンボク島の費用・物価ガイド食事や移動を含めた全体的な物価感がわかります
- セコトン完全ガイドセコトンの宿泊施設や過ごし方をまとめて確認できます
- インドネシアのチップとマナーチップの考え方を場面別に確認できます
この海に、泊まれる場所がひとつあります。
Semelar Beach Villageは、ロンボク島南西部セコトンの漁村の海辺に建つプライベートヴィラです。日本人スタッフが滞在をお手伝いし、南ギリの島巡りやシュノーケリング、真珠養殖の見学、村の食卓など、この場所でしかできない体験をご案内しています。
ロンボク島セコトン|PT Lombok Next Partner 運営
この記事が根拠にした情報
- KRNK Lombok「5 Best Massage Places in Kuta Lombok」(クタ・ロンボクの店舗と価格帯)https://krnk-lombok.com/best-massage-in-kuta-lombok/
- Hiking Mount Rinjani「Gili Trawangan Massage」(ギリ・トラワンガンの店舗と価格帯)https://hikingmountrinjani.com/gili-trawangan-massage/
- Senggigi Beach Guide「Senggigi Spa and Wellness Retreats」(センガギのスパ価格帯)https://senggigibeach.com/senggigi-spa-wellness/
- Qunci Villas 公式サイト「Qamboja Spa Menu」(センガギのホテルスパ公式料金表)https://quncivillas.com/spa-menu.pdf
- Qunci Villas 公式サイト「Spa and Wellness」案内ページhttps://quncivillas.com/en/spa-and-wellness
- Bali Iku Magazine「バリ島のおすすめスパ18選」(バリ島の価格帯)https://magazine.baliiku.com/spa/
- バリ島旅行.com「バリ島スパ完全ガイド エリア別の特徴・相場・選び方」https://www.balitouryokou.com/balinews/spa-esthe/bali-spa-area/
- CheckInn Bali+「バリ島旅行のチップの不安解消します」(チップの相場)https://checkinnbaliplus.com/tip/
- CheckInn Bali+「バリ島で良いスパの選び方と気持ちいいマッサージを受けるポイント」(予約・注意点)https://checkinnbaliplus.com/bali-spa-booking/
- Saraya Beach Resort 公式サイト「Sanctuary Spa」(セコトンの宿泊施設内スパ)https://sarayalombok.com/experience/sanctuary-spa/
- Cocotinos Sekotong 公式サイト(セコトンのビーチリゾート・アンド・スパ)https://www.cocotinos-sekotong.com/
- GLAZE House of Wellness「7 Incredible Spa Package Deals in Lombok for 2026」(ロンボク島のスパ一覧)https://www.glazehouseofwellness.com/blog/spa-package-deals
