ロンボク島の地図|エリア・空港・港の早わかりガイド

2026年8月時点の情報

「ロンボク島 地図」で検索してこのページに来た方の多くは、まだロンボク島のどこに何があるのか、空港からどれくらいで行けるのか、イメージが掴めていない段階だと思います。この記事は、そんな読者のための「早わかり地図」です。文章よりも図を主役にして、島の全体像・空港からの位置関係・港と行き先の対応を一気に見渡せるようにしました。

そのうえで、この記事は「どこがきれいか」だけでなく「そのエリアを選ぶと何を我慢することになるか」「空港からの送迎にいくらかかるか」まで書きます。セコトン・ロンボク島でビーチヴィレッジを運営するSemelar Beach Villageが、現地拠点としての土地勘をもとに作成しています。

この記事でわかること

  • インドネシアの中でロンボク島がどこにあるか(ジャワ島・バリ島との位置関係)
  • ロンボク空港(LOP)から主要エリアまでの所要時間と、送迎料金の相場
  • マタラム・センガギ・クタ/マンダリカ・リンジャニ・ギリ3島・セコトンの位置関係
  • 主要な港と、そこから行ける島・行き先の対応関係
  • 目的別の拠点の選び方と、そのエリアで「代わりに我慢すること」
目次

インドネシアの中のロンボク島はどこにある?

ロンボク島は、インドネシアの島々の中では小さな部類に入りますが、観光地としてよく知られたバリ島のすぐ東隣に位置しています。行政上は西ヌサ・トゥンガラ州(Nusa Tenggara Barat/NTB)に属し、州都はロンボク島西部の都市マタラムです。バリ島とロンボク島の間には「ロンボク海峡」と呼ばれる海峡があり、これが両島を隔てる境界になっています。バリ島のさらに西隣には、首都ジャカルタのあるジャワ島が続きます。

図:ジャワ島・バリ島・ロンボク島・スンバワ島の並び

インドネシア(西ヌサ・トゥンガラ州周辺・模式図) ジャワ島 バリ島 ロンボク海峡 ロンボク島 スンバワ島 ← 西 東 →

実際の海岸線・距離を厳密になぞったものではなく、東西の並び順を把握するための模式図です(2026年8月時点)。

ロンボク島の東側には、同じ西ヌサ・トゥンガラ州に属するスンバワ島が続きます。「バリ島から東へ船や飛行機で移動すると、最初に着く大きな島」というのが、インドネシア全体地図の中でのロンボク島の位置づけです。日本からの行き方はロンボク島への行き方、バリ島からの具体的な移動手段(飛行機・高速船・公共フェリー)はバリ島からロンボク島への全ルートで比較しています。

属する州西ヌサ・トゥンガラ州(NTB)
州都マタラム
陸域の面積約4,700km²(日本でいえば福岡県に近い広さ)
バリ島との位置関係ロンボク海峡を挟んですぐ東隣
時差日本より1時間遅い(インドネシア中部時間=WITA、UTC+8)
言語公用語はインドネシア語。ただし島内の日常会話では先住民族ササクの言語「ササク語」が広く使われています
通貨ルピア(IDR)
現地確認日2026年8月

面積・時差・公用語・通貨は末尾の出典一覧にある公的機関の情報にもとづきます(2026年8月時点で確認)。

ロンボク島の大きさをつかむ

地図で目的地を探す前に、島全体のスケール感をつかんでおくと移動計画が立てやすくなります。ロンボク島の陸域面積は約4,700km²で、日本でいえば福岡県に近い広さです。差し渡しはおおよそ70〜80km四方ですが、海岸沿いの道は湾や岬に沿って大きく蛇行し、峠越えの区間もあるため、実走距離は直線距離よりかなり長くなります。感覚としては「空港のあるエリアから最も遠いエリアまで、車で2時間半〜3時間ほどかかる広さ」だとイメージしてください(詳しい所要時間は次の章で図解します)。

図:ロンボク島 早わかりマップ(模式図・北が上)

N リンジャニ山 ギリ3島 バンサル/テルック・ナレ港 センガギ マタラム (州都) レンバール港 →バリ島 カヤンガン港→スンバワ島 ロンボク空港 (LOP) クタ/マンダリカ セコトン トゥンボウォン港 南ギリ諸島

●=主要エリア ■=港 ◆=空港 ▲=山 小さな○=島(ギリ諸島)。実際の海岸線を厳密になぞったものではなく、位置関係を把握するための模式図です(2026年8月時点)。

この地図で押さえておきたいのは、①ロンボク空港(LOP)は島の中南部にあること、②リゾートエリアは西海岸(マタラム・センガギ)と南海岸(クタ・マンダリカ)に分かれていること、③リンジャニ山は島の北部にそびえていること、④ギリ3島は島の北西沖、セコトンと南ギリ諸島は島の南西部にあること、⑤東端のカヤンガン港からはスンバワ島へフェリーが出ていることです。次の章から、それぞれをもう少し詳しく見ていきます。

POINT

ロンボク島の国際空港はロンボク空港(LOP)の1つだけです。国際線も国内線もここに集約されているため、「どの空港行きの航空券を取るか」で迷う余地がありません。地図を読むうえでは、この1点を起点に距離感を測るのがいちばん早い方法です。

空港(LOP)から主要エリアへの所要時間

ロンボク空港の正式名称は「ザイヌディン・アブドゥル・マジッド国際空港」(IATA:LOP)です。ロンボク・トゥンガ(中部ロンボク)県プジュット郡タナ・アウに位置し、国営空港会社PT Angkasa Pura Indonesiaが運営しています。ロンボク島に飛行機で入る場合は、基本的にこの1つの空港に到着し、そこから車でそれぞれのエリアへ向かう形になります。空港自体の詳しい情報はロンボク国際空港ガイドにまとめています。

図:ロンボク空港(LOP)から各エリアへの所要時間の目安

ロンボク 空港 (LOP) リンジャニ山(北部登山口) 車で2.5〜3時間/1〜3月は登山道閉鎖 ギリ3島 車でバンサル港まで1.5〜2時間+船15〜30分+乗船待ち クタ/マンダリカ 車で20〜30分 セコトン/南ギリ 車で1.5〜2時間 センガギ 車で1時間15分〜1時間30分 マタラム 車で45分〜1時間

乾季・日中の一般的な道路状況をもとにした、現地運営者としての所要時間の目安です(2026年8月時点)。公的な統計値ではなく、渋滞や天候により前後します。ギリ3島は陸路のほかに乗船時間と待ち時間が加わります。

空港から最も近いのはクタ/マンダリカ、最も遠いのはリンジャニ登山口です。センガギやセコトンのように「西・南西方向」へ行くルートは、いったんマタラム方面へ北上してから海岸沿いを進む形になるため、直線距離のわりに時間がかかります。とくにギリ3島は「1.5〜2時間で着く」と書かれることが多いのですが、それは陸路でバンサル港に着くまでの時間です。実際には港での乗船待ちと15〜30分の船旅が加わるため、空港からの総所要は2.5〜3時間を見ておくと安全です。

注意

上記はあくまで目安です。ロンボク島の主要道路は片側1車線が基本で、市場や祭事のタイミング、雨季の道路状況によって所要時間が伸びることがあります。帰国便に接続する日の移動は、余裕を持って計画してください。島内の移動手段全般はロンボク島の島内移動・交通手段ガイドで解説しています。

もうひとつ、地図と一緒に押さえておきたいのが移動にかかる費用です。ロンボク島には空港と各エリアを結ぶ鉄道や定期バスがほとんどなく、事実上は貸切車かタクシー、配車アプリの三択になります。距離がそのまま料金に効くため、「空港から遠いエリアを選ぶ」ことは「往復の送迎費が増える」ことと同義です。エリア別の送迎相場はこの記事の後半の表にまとめました。旅全体の予算感はロンボク島の旅費・物価ガイドを参考にしてください。

主要エリアの位置関係と性格

ここからは、地図上の主要エリアを1つずつ見ていきます。良い面だけでなく、そのエリアに泊まったときに不便を感じる点もあわせて書きます。「自分の目的に合うのはどのエリアか」を考えながら読んでみてください。

マタラム(州都・西部)

マタラムは西ヌサ・トゥンガラ州の州都で、ロンボク島西海岸に位置する島最大の街です。銀行・病院・大型スーパー、そして空港と各エリアを結ぶ幹線道路が集まる、島の「都市機能の中心」にあたります。裏を返すと海で泳ぐエリアではありません。ビーチリゾートを期待して宿を取ると失敗するため、観光のメイン拠点というよりは、買い出し・両替・通院・移動の経由地として使うのが現実的です。

センガギ(西海岸のリゾート地)

マタラムから海岸沿いを北へ進んだ先にあるのが、ロンボク島で最も歴史のあるリゾートエリア、センガギです。西向きのビーチが続き、サンセットの名所として知られています。ホテル・レストランの選択肢が多く、島の中では最も「観光地らしい」雰囲気のあるエリアです。ただし夜の選択肢は限られます。深夜まで開いている店はごく一部で、バーやクラブが集まるナイトライフを期待すると物足りなく感じるはずです。砂浜も白砂ではなく、灰色がかった砂利混じりの浜が中心です。詳しくはセンガギ・マタラムエリアガイドをご覧ください。

クタ/マンダリカ(南海岸)

島の南海岸に位置するクタ・ロンボク(マンダリカ)は、国が主導する観光開発(経済特区)が進むエリアで、サーキットや大型リゾートの整備が進んでいます。空港から最も近い海岸エリアでもあり、サーフィンの拠点としても知られています。一方で、南海岸はインド洋に面していて波とうねりが強く、遊泳向きの穏やかな浜は限られます。「南国の静かな海で浮かんでいたい」目的なら、同じ島でも西部・南西部のほうが向いています。詳しくはクタ・ロンボク(マンダリカ)ガイドをご覧ください。

リンジャニ山(北部の火山)

島の北部にそびえるリンジャニ山は、標高3,726mのインドネシアで代表的な活火山のひとつです。グヌン・リンジャニ国立公園はロンボク・バラット(西)県・ロンボク・トゥンガ(中部)県・ロンボク・ティムール(東)県の3県にまたがって指定されています(面積配分は東53%・西30%・中部17%)。登山口は北部のスナルや東部のスンバルンにあり、マタラムやセンガギ方面からも、東側のエリアからもアクセスできます。トレッキングの詳細はリンジャニ山トレッキング入門で解説しています。

注意:リンジャニ山は毎年1〜3月に全面閉山します

国立公園管理事務所(Balai TNGR)は、雨季の災害防止と生態系回復のため毎年1月1日から3月31日まで、すべての登山ルートを閉鎖しています。2026年も同じ期間(2026年1月1日〜3月31日)で実施されました。この時期に「登山目的で北部スナルや東部スンバルンに宿を取る」と旅の目的そのものが果たせません。渡航時期が1〜3月にかかる方は、必ずBalai TNGRの最新告知を確認してから拠点を決めてください(2026年8月時点で確認)。時期選びはロンボク島のベストシーズンと天気、雨季の実態はロンボク島の雨季ガイドにまとめています。

ギリ3島(北西沖の島々)

島の北西沖に浮かぶギリ・トラワンガン、ギリ・メノ、ギリ・エアの3島は、自動車が走らない静かな島として人気の観光地です。ロンボク本島北部のバンサル港・テルック・ナレ港から船で渡ります。車が走らないのは魅力であると同時に不便でもあり、島内の移動は徒歩・自転車・チドモ(馬車)に限られ、大きな荷物での移動は骨が折れます。また島内の医療機関は簡易な診療所が中心で、重い症状やケガの場合は本島への搬送が前提になります。詳しくはギリ3島完全ガイド、島ごとの違いはギリ・トラワンガンの行き方と過ごし方ギリ・エア/ギリ・メノ比較をご覧ください。

セコトンと南ギリ諸島(南西部)

島の南西部に広がるセコトンは、ギリ3島のような大きな開発があまり進んでいない、静かな海が残るエリアです。沖には「南ギリ」と呼ばれる複数の小島(ギリ・ゲデなど)が点在し、シュノーケリングスポットとしても知られています。ピンク色の砂で知られるピンクビーチもこの方面にあります。Semelar Beach Villageもこのセコトンにあります。詳しくはセコトン完全ガイド、南ギリ諸島については南ギリ(セコトン沖)の島々をご覧ください。

正直に書くと、セコトンは便利さでは島内で下位のエリアです。ATMや両替所は数が限られ、コンビニのような24時間営業の店もありません。GrabやGojekといった配車アプリは拾えないことが多く、移動は宿の手配車が基本になります。総合病院はマタラムまで戻る必要があります。まとまった現金を持って入り、移動は前日までに手配する——この2つを守れるかどうかが、セコトンを楽しめるかの分かれ目です。医療体制についてはロンボク島の病院・保険ガイドもあわせてご覧ください。

🏝️ セコトン現地からのひとこと

セコトンは空港からもマタラムからも1.5〜2時間ほどかかるため、地図で見ると「遠そう」に感じるかもしれません。実際に住んでみると、静かな海と人の少なさが、その移動時間と不便さに見合う価値だと感じています。ただし、それは「不便さを許容できる人にとっては」という条件付きです。(2026年8月時点・現地メンバー)

主要な港と行き先

ロンボク島には、バリ島や周辺の島々へ渡るための港がいくつかあります。地図上でどの港からどこへ行けるかを間違えると、大きなタイムロスになるので注意が必要です。とくに「ロンボク島からバリ島へ戻る船」は2系統あることを知っておくと選択肢が広がります。西部のレンバール港から出る公共フェリー(安いが4〜6時間)と、北部のテルック・ナレ港・バンサル港から出る高速船(速いが割高)です。

図:主要な港と行き先の対応

バンサル港 (島の北部) テルック・ナレ港 (島の北部) レンバール港 (島の西部) トゥンボウォン港 (南西部・セコトン) カヤンガン港 (東部・ラブハン・ロンボク) ギリ3島 トラワンガン/エア/メノ バリ島 パダンバイ/スランガン等 南ギリ諸島 ギリ・ゲデ等 スンバワ島 ポト・タノ港 破線=高速船/実線=フェリー・渡船

2026年8月時点の確認にもとづく発着関係です。港の管理体制やダイヤは変更されることがあるため、最新情報は各港の運航会社・自治体の発表をご確認ください。

  • バンサル港/テルック・ナレ港(いずれもロンボク島北部):ギリ・トラワンガン、ギリ・メノ、ギリ・エアへの渡船が出ます。加えて、テルック・ナレ港・バンサル港からはバリ島(パダンバイ/スランガン方面)行きの高速船も運航しています。バリ島へ最短で戻りたい場合は、レンバール港ではなくこちらが選択肢になります。
  • レンバール港(ロンボク島西部):バリ島のパダンバイ港とを結ぶ公共フェリーの発着港で、国営フェリー会社ASDPが運航しています。所要は4〜6時間と長いかわりに、運賃は最も安く、車ごと乗船できます。バリ島からの移動手段全体の比較はバリ島からロンボク島への全ルートで解説しています。
  • トゥンボウォン港(セコトン):セコトン沖の南ギリ諸島(ギリ・ゲデなど)への船が出る港で、ロンボク・バラット県の運輸局が管理しています。
  • カヤンガン港(東部・ラブハン・ロンボク):東隣のスンバワ島(ポト・タノ港)とを結ぶ公共フェリーの発着港です。スンバワ島方面へ東進する場合の起点になります。

地図から自分の目的地を決める

ここまでの地図と所要時間を踏まえて、目的別に拠点エリアを整理しました。ロンボク島でエリアを選ぶときの分かれ道は「移動時間と費用を取るか、静けさを取るか」の一点に尽きます。そこで、おすすめ理由だけでなく空港からの移動時間・送迎の相場・宿と食事の価格帯・代わりに我慢することを同じ表に並べました。良いことしか書かれていない比較表は、選ぶ材料になりません。

← 表は横にスクロールできます

目的・条件拠点エリア空港からの移動時間空港送迎の相場(片道・貸切車)宿・食事の価格帯代わりに我慢すること
移動時間と交通費をとにかく抑えたいクタ/マンダリカ20〜30分Rp150,000〜250,000(約1,400〜2,400円)安宿から大型リゾートまで幅広い。外国人向けカフェは島内で最も高めインド洋のうねりが強く、遊泳向きの穏やかな浜は限られる。開発工事中の区画が多く、静けさは望みにくい
定番のリゾート感・サンセット・食事の選択肢センガギ1時間15分〜1時間30分Rp350,000〜450,000(約3,300〜4,300円)中価格帯の中級ホテルが厚い。ローカル食堂も併存し予算調整しやすい夜の選択肢が少なく、深夜営業の店はごく一部。砂浜は白砂ではない。往復の送迎費がクタの約2倍
ギリ3島の島巡りをメインにしたいギリ3島に直接滞在(バンサル港/テルック・ナレ港経由)陸路1.5〜2時間+船15〜30分+乗船待ち空港→バンサル港 Rp450,000〜600,000(約4,300〜5,700円)+渡船代ドミトリーから高級ヴィラまで。離島のため飲食は本島より1〜3割高め島内に車・バイクが無く移動は徒歩・自転車・馬車。大荷物はつらい。医療機関が限られ重症時は本島搬送。海況で欠航あり
静かな海・シュノーケリング・観光地化されていない雰囲気セコトン・南ギリ諸島1.5〜2時間Rp450,000〜600,000(約4,300〜5,700円)島内では低〜中価格帯。ローカル食堂中心で食費は抑えやすいATM・両替所・医療機関が少なく、配車アプリもほぼ拾えない。現金を多めに持参し、移動は前日までに手配が必要
リンジャニ登山が目的北部(スナル)または東部(スンバルン)2.5〜3時間Rp700,000〜900,000(約6,700〜8,600円)登山者向けの簡素な宿が中心で低〜中価格帯毎年1月1日〜3月31日は全登山道が閉鎖(2026年も実施)。この時期は目的自体が成立しないため要最新確認。海のアクティビティからも遠い

送迎相場・価格帯は現地運営者としての目安です(2026年8月時点。1万ルピア=約95円で換算)。実際の料金は手配方法・車種・時間帯により変動します。閉山情報はBalai TNGRの告知にもとづきます。

表を縦に眺めると、空港からの距離と送迎費、そして静けさがきれいに反比例していることがわかると思います。空港に近いエリアほど交通費が安く便利ですが人も工事も多く、遠いエリアほど静かですが往復の送迎費が数千円単位で増え、生活インフラも薄くなります。予算を抑えたい方は「宿代」だけでなく「空港往復の送迎費」を必ず旅費に足して比較してください。エリア間を1泊ずつ渡り歩くと、この送迎費が滞在中に何度も発生します。

私たちが拠点を置くセコトンは、明らかに「遠くて不便な側」です。それでも選ぶ価値があると考えているのは、静かな海と人の少なさが、その移動時間と不便さを上回ると感じているからです。ただしそれは万人向けの答えではありません。3泊程度の短い旅で効率よく回りたい方には、素直にクタ/マンダリカやセンガギをおすすめします。

よくある質問

Q. ロンボク島に空港は1つだけですか?

はい。国際線・国内線とも、ロンボク空港(LOP、島の中南部)1つに集約されています。エリアによって到着空港が変わることはありません。

Q. ギリ島はロンボク島の一部ですか?

ギリ3島(トラワンガン・メノ・エア)はロンボク島本島とは別の島ですが、行政上は同じ西ヌサ・トゥンガラ州に属します。位置は本島の北西沖で、本島北部のバンサル港・テルック・ナレ港から船で15〜30分ほどです。なお「ギリ」はササク語で「小島」を意味する一般名詞で、セコトン沖にも南ギリと呼ばれる島々があります。

Q. バリ島からロンボク島までどれくらいですか?

飛行機なら実飛行時間は30分前後です。船の場合は、北部のテルック・ナレ港・バンサル港発着の高速船が速く、西部のレンバール港とバリ島パダンバイ港を結ぶ公共フェリーは4〜6時間かかります。詳しい比較はバリ島からロンボク島への全ルートをご覧ください(2026年8月時点)。

Q. 島を1日で車一周することはできますか?

道路自体はつながっていますが、現実的ではありません。空港から最も遠い北部・東部までが片道2時間半〜3時間かかり、主要道路の多くが片側1車線で平均速度が上がらないためです。海岸沿いは湾や岬に沿って蛇行し、峠越えの区間もあります。ぐるりと回ると休憩を除いても丸1日の運転になり、観光する時間が残りません。エリアごとに宿泊地を分けて周遊するのが一般的です。

まとめ|地図で「距離と不便さ」を先に決める

この記事では、ロンボク島の地図を軸に、空港・港・主要エリアの位置関係を図解しました。要点をもう一度整理すると、①空港は島の中南部に1つだけ、②リゾートエリアは西海岸(マタラム・センガギ)と南海岸(クタ・マンダリカ)に分かれる、③ギリ3島は北西沖、セコトンと南ギリは南西部、④バリ島へは西のレンバール港(安いフェリー)と北のテルック・ナレ港・バンサル港(速い高速船)の2系統がある、という4点です。

そのうえでいちばん大事なのは、エリア選びは「きれいさ」ではなく「距離・送迎費・生活インフラの薄さ」を先に決める作業だということです。空港に近いほど安くて便利、遠いほど静かで不便——この一本の軸に、自分の予算と日数、そして許容できる不便さを当てはめてください。まずは自分の目的地がどのエリアにあるかを掴んだうえで、気になったエリアの詳細記事へ進んでみてください。ロンボク島全体の基本情報はロンボク島とは?行き方・気候・見どころ完全ガイドに、具体的な周遊プランは観光モデルコース3泊4日/5泊6日にまとめています。

あわせて読みたい

地図で見ると、セコトンはロンボク島の中でも「ちょっと遠いエリア」に位置しています。この記事で書いたとおり、ATMも病院も配車アプリも近くにはありません。ですが、その分だけ手つかずの海と静けさが残っているのも事実です。Semelar Beach Villageは、そのセコトンの村の人たちと一緒に滞在プログラムを運営しています。地図を見て「不便でもここまで来てみたい」と思っていただけたら、ぜひ次の一歩として覗いてみてください。

SAKURA CAFEの小屋と傘、セコトンの浜

SEMELAR BEACH VILLAGE

私たちが暮らすセコトンの村に、泊まれます

ロンボク国際空港から車で約1時間10分。海辺のヴィラに泊まり、船頭の舟で島を巡り、SAKURA CAFEで夕日を見る滞在プログラム。日本語で相談できます。

この記事は、ロンボク島セコトンで宿泊施設・滞在プログラムを運営する立場から書いています。所要時間・送迎相場・各エリアの不便な点は、私たち自身が日常的に島内を移動するなかで把握している現地の一次情報です。一方で、面積・行政区分・国立公園の範囲・閉山期間・港の運航体制といった制度的な事実は、下記の公的機関の公開情報にもとづいて記載しています。

現地

Semelar Beach Village(ロンボク島セコトン)

セコトンで町づくりと滞在プログラムを運営するチームが、現地での生活・体験および公的機関の公開情報にもとづいて記事を執筆・確認しています(2026年8月)。

この記事が根拠にした情報
  • セコトン現地メンバーによる確認(2026年8月)。所要時間・送迎相場・各エリアの生活インフラに関する記述は現地運営者の一次情報です
  • 西ヌサ・トゥンガラ州政府公式サイト「Profil Daerah」(州都・面積・位置)https://ntbprov.go.id/profil-daerah
  • インドネシア共和国 林業省 自然資源生態系保全総局(KSDAE)グヌン・リンジャニ国立公園プロフィール(3県にまたがる区域と面積配分)https://ksdae.kehutanan.go.id/kawasan-konservasi/100243025/
  • グヌン・リンジャニ国立公園管理事務所(Balai TNGR)告示 PG.8/T.39/TU/KSA.04.01/B/12/2025(2026年1月1日〜3月31日の全登山道閉鎖)https://tnrinjani.menlhk.go.id/
  • インドネシア銀行(Bank Indonesia)ルピアの法定通貨に関する公式見解https://www.bi.go.id/
  • JDIH BPK RI(国家法令データベース)大統領決定第41号(1987年)インドネシアの時間区分https://peraturan.bpk.go.id/Home/Details/64496/keppres-no-41-tahun-1987
  • インドネシア教育文化省 言語振興育成庁(Badan Bahasa)インドネシア語の国語としての位置づけhttps://badanbahasa.kemdikbud.go.id/
  • ロンボク・バラット県運輸局(Dishub Kabupaten Lombok Barat)トゥンボウォン港の運航情報https://dishub.lombokbaratkab.go.id/
  • ASDP Indonesia Ferry(国営フェリー会社公式サイト)レンバール港・カヤンガン港運航情報https://www.asdp.id/
  • ロンボク国際空港(ザイヌディン・アブドゥル・マジッド空港)公式サイトhttps://www.lombok-airport.co.id/
  • インドネシア共和国投資省/BKPM KEKマンダリカ公式情報https://www.bkpm.go.id/
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島巡りの朝、浜に立つ人と船

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