2026年8月時点の情報
「バリ島やロンボク島に行きたいけれど、ビザの手続きがよくわからない」という方は多いのではないでしょうか。到着ビザ、VOA、e-VOA……似たような言葉が並んでいて、どれが必要なのか調べるだけで疲れてしまいますよね。この記事では、日本人がインドネシアに観光で入国する際のビザの基本と、事前にオンラインで取得できるe-VOAの申請手順、料金や滞在可能日数、空港でのつまずきポイントまでをまとめます。私たちSemelar Beach Villageはロンボク島セコトンで滞在プログラムを運営しており、ゲストの皆さんから同じ質問を何度も受けてきました。その実感も交えてお伝えします。
この記事でわかること
- ✓日本人観光客にとってのVOA・e-VOAの位置づけ
- ✓VOAとe-VOAの違いと、それぞれのメリット・デメリット
- ✓e-VOAのオンライン申請ステップと必要書類
- ✓料金・滞在可能日数・延長の考え方と、空港でよくあるつまずき
結論
観光目的なら日本人はVOA(到着ビザ)で入国できます。到着後に空港で申請してもよいのですが、事前にオンラインでe-VOAを取得しておくと、到着時に窓口へ並ぶ必要がなく、支払いも先に済ませられるので気持ちに余裕が持てます。料金や滞在可能日数は改定されることがあるため、渡航直前に公式サイトで最新情報を確認するのが基本です。
そもそも日本人はインドネシアにビザが必要?
結論からいうと、観光目的の短期滞在であれば「ビザなしで入国できない代わりに、到着時に取得できる簡単なビザ(VOA)」を使うのが日本人の基本パターンです。以前は日本のパスポートは短期観光なら無査証で入国できる時期もありましたが、現在はVOAの取得が必要な運用になっています。VOAは「到着ビザ」や「アライバルビザ」とも呼ばれ、空港の到着ロビーでその場で申請・支払いができる簡易な仕組みです。
このVOAをオンラインで事前に取得しておく仕組みが「e-VOA」です。中身(ビザの種類や効力)はVOAと同じですが、申請と支払いを出発前に済ませておけるという違いがあります。バリ島(ングラライ国際空港)でもロンボク島(ロンボク国際空港)でも共通の制度なので、どちらの島に入る場合も考え方は同じです。
入国審査そのものの流れについては、ロンボク国際空港のガイド記事でも詳しく触れています。あわせて確認しておくと、到着後の動きがイメージしやすくなります。
VOAの対象国であることの確認は必要
VOAは全世界のパスポート保持者が使えるわけではなく、インドネシア政府が指定する対象国のパスポートに限られる制度です。日本のパスポートは対象国に含まれていますが、この対象国リストや条件も改定されることがあるため、「日本人だから当然大丈夫」と思い込まず、渡航前に公式サイトの最新の対象国一覧で確認しておくと安心です。特に、パスポートの残存有効期間についても「入国時点で一定期間以上残っていること」が求められるのが一般的なので、期限が近づいている方は更新も含めて早めに準備しておきましょう。
VOAとe-VOAの違い(比較表)
VOAとe-VOAは「同じビザを、いつ・どこで申請するか」が違うだけで、滞在できる日数や延長のルールは基本的に同じです。それぞれの特徴を比較すると、次のようになります。
← 表は横にスクロールできます
| 項目 | VOA(到着時申請) | e-VOA(事前オンライン申請) |
|---|---|---|
| 申請タイミング | 空港到着後、その場で | 出発前にオンラインで(公式サイト) |
| 支払い方法 | 窓口で現金支払いのカウンターがある場合も | クレジットカードでオンライン決済 |
| 空港での待ち時間 | 申請窓口に並ぶ必要がある | 承認済みのQRコードを提示するだけで済むことが多い |
| 滞在可能日数 | 入国日から30日間が目安 | 入国日から30日間が目安(VOAと同じ) |
| 延長 | 現地イミグレーション事務所で1回・30日間まで可能 | 同上(手続き自体はVOAと共通) |
| 向いている人 | 直前まで日程が固まらない人 | 並ぶのが苦手な人・入国審査に不安がある人 |
※インドネシア入国管理局(imigrasi)公式サイトおよび複数の現地情報サイトの記載をもとにした2026年8月時点の目安です。制度は変更されることがあるため、渡航前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
正直なところ、料金も滞在日数もVOAとe-VOAでほぼ変わりません。違うのは「いつ・どこで手続きの手間を負担するか」だけです。空港の到着ロビーで多くの便が重なると、VOA申請の列自体がそれなりに時間を取ることがあるため、私たちは基本的にe-VOAでの事前取得をおすすめしています。
図:VOAとe-VOAどちらを選ぶ?
e-VOAの申請ステップ
e-VOAはインドネシア入国管理局の公式サイト「evisa.imigrasi.go.id」から申請します。旅行代理店や仲介サイトを名乗る有料サービスも検索結果に多く出てきますが、公式サイトから自分で申請すれば手数料は政府の正規料金のみで済みます。手順はおおまかに次の流れです。
図:e-VOA申請の流れ
公式サイトでアカウント登録
evisa.imigrasi.go.idにアクセスし、メールアドレスでアカウントを作成します。ビザの種類は観光目的の「Visit Visa on Arrival(e-VOA)」を選びます。
渡航情報とパスポート情報を入力
入国予定日、到着する空港、滞在先ホテル名、パスポート番号や氏名などを入力します。滞在先はホテル予約確認書などから正確に転記しましょう。
必要書類のアップロード
パスポートの顔写真ページ、証明写真、そして復路(または次の目的地への)航空券の予約確認書をアップロードします。パスポートの残存有効期間にも余裕を持たせておくと安心です。
オンラインでビザ代金を支払う
クレジットカードで規定の料金を支払います。カード決済には数%の手数料が上乗せされることがあります。
承認メールとQRコードを受け取る
審査完了後、承認されたe-VOA(QRコード付きの書類)がメールで届きます。印刷しておくか、スマホですぐ表示できる状態にしておきましょう。
e-VOAの有効期間(申請してから実際に入国できる期限)は取得日から90日程度とされています。旅行の日程が固まってから、出発の数週間前を目安に申請するとよいでしょう。あまり早く申請しすぎると有効期限が渡航日より先に切れてしまう可能性もあるため注意してください。
料金・滞在可能日数・延長
2026年8月時点で確認できた情報では、VOA・e-VOAともに料金は50万ルピア(IDR 500,000)が基本で、日本円にすると為替レートにもよりますが5,000円前後が目安です。オンラインでカード決済する場合、数%のカード手数料が別途上乗せされることがあります。滞在可能日数は入国日から30日間で、現地のイミグレーション事務所で手続きすれば1回だけ、さらに30日間の延長が可能です(延長すると最長で合計60日間の滞在ができる計算になります)。
図:滞在可能日数の流れ
料金・日数は改定される場合があります。渡航前に公式サイトで最新情報を確認してください
注意
- 料金・日数は変更されることがあります:インドネシアの入国管理制度は改定が入ることがあるため、この記事の数字はあくまで2026年8月時点の目安です。渡航直前に必ず入国管理局の公式サイトで最新情報を確認してください。
- 延長は現地窓口での手続きが必要:延長はオンラインだけで完結せず、イミグレーション事務所での書類提出や面談が求められる場合があります。滞在日数ぎりぎりに動くとトラブルの元になるので、余裕を持って手続きを始めましょう。
- オーバーステイには罰則があります:滞在期限を過ぎてしまうと、日数に応じた罰金や、悪質な場合は拘束・国外退去といった重い措置につながることがあります。予定日数に少し余裕を持たせて申請しておくと安心です。
空港到着後の流れ
e-VOAを取得した状態で到着すると、入国審査(イミグレーション)のカウンターで、承認済みのQRコードとパスポートを一緒に提示するだけで手続きが進みます。VOAを空港で申請する場合は、まず到着ロビーにあるVOA申請カウンターに並んで料金を支払い、その後にあらためて入国審査の列に並ぶという2段階になります。便が集中する時間帯は、この最初の申請の列が混み合うことがあります。
バリ島のングラライ国際空港からロンボク島に入る場合の乗り継ぎについてはバリからロンボクへの行き方まとめも参考にしてください。日本からロンボク島への行き方全体は日本からロンボク島への行き方ガイドで詳しく解説しています。
よくあるつまずき
e-VOA関連でよく聞くつまずきは、公式サイトではなく検索上位に出てくる有料の代行サイトで申請してしまい、政府の正規料金より高い手数料を払ってしまうケースです。公式サイトのURL(evisa.imigrasi.go.id)を必ず確認してから申請しましょう。また、入力した滞在先ホテル名やパスポート番号に誤りがあると審査が通らなかったり、現地で確認を求められたりすることがあるため、予約確認書などを見ながら正確に入力することも大切です。
加えて、復路(または次の目的地行き)の航空券が未確定のまま申請しようとして手が止まる方もいます。オープンチケットの場合は、いったん仮の日程で予約しておき、あとで変更するといった対応をしている旅行者もいるようです。この点も含め、最終的な要件は公式サイトの最新の案内に従ってください。
クレジットカードの決済でつまずくケースも見られます。カード会社によっては海外サイトでの少額決済が不正利用と誤認され、一時的に止められてしまうことがあるため、出発前に海外決済の利用可否をカード会社に確認しておくと安心です。また、アップロードする証明写真は背景が無地でないと審査に時間がかかることがあるため、スマートフォンで撮影する場合は明るい壁の前などで撮っておくとスムーズです。万が一、出発までにe-VOAの承認が間に合わなかった場合でも、多くの場合は空港到着後にVOAとしてその場で申請し直すことができるので、過度に焦る必要はありません。
🏝️ セコトン現地からのひとこと
ロンボク国際空港は便数がバリほど多くないぶん、ビザ申請の列自体はバリのングラライ空港ほど長くならないことが多いというのが私たちの実感です。とはいえ団体ツアーの便と重なるとやはり時間がかかることもあるので、e-VOAを事前に取っておいたゲストの方が「着いてすぐ外に出られて楽だった」と話してくれることが多い印象です。滞在中に延長を考えている方は、私たちのスタッフにも一度相談してみてください。
よくある質問
Q. VOAとe-VOA、結局どちらがおすすめですか?
料金や滞在日数はほぼ同じなので、基本的には事前にオンラインで済ませられるe-VOAをおすすめしています。到着後にカウンターへ並ぶ手間が省け、支払いも先に済んでいるので気持ちに余裕を持って入国できます。
Q. 30日を超えて滞在したい場合はどうすればいいですか?
現地のイミグレーション事務所で申請すれば、1回に限り30日間の延長ができ、合計で最長60日程度の滞在が可能になります。それ以上の長期滞在を考えている場合は、観光目的のVOA/e-VOA以外のビザが必要になるため、目的に応じて別途確認が必要です。
Q. ロンボク島に直接入る場合もe-VOAは使えますか?
はい。e-VOAはインドネシア全体で共通の制度なので、ロンボク国際空港から入国する場合もバリ島のングラライ国際空港から入国する場合も、同じ手順で申請・利用できます。
Q. 申請時に英語が必要ですか?
申請フォームは英語表記が中心ですが、入力する項目自体はパスポート番号や氏名、滞在先住所など定型的なものが多く、パスポートや予約確認書を見ながら転記していけば対応できる範囲です。不安な場合は、日本語の解説サイトを併用しながら進める方も多いようです。
あわせて読みたい
- 日本からロンボク島への行き方所要時間や乗り継ぎパターンをまとめています。ビザの準備とあわせて確認しておきたい記事です。
- ロンボク国際空港ガイド到着後の入国審査から島内への移動まで、空港での流れを詳しく解説しています。
まとめ
日本人がバリ島やロンボク島へ観光で入国する場合、VOA(到着ビザ)の取得が基本です。空港でその場で申請することもできますが、事前にオンラインでe-VOAを取得しておけば、到着後の窓口の列に並ぶ必要がなく、支払いも済んだ状態で入国審査に臨めます。料金は50万ルピア前後、滞在可能日数は30日間で1回だけ30日間の延長が可能、というのが2026年8月時点の基本の形ですが、制度は改定されることがあるため、必ず出発直前に公式サイトで最新情報を確認してください。
手続きそのものは、パスポートと航空券の情報を正確に入力していけば、決して難しいものではありません。それでも初めての海外渡航だと不安に感じる部分もあると思います。私たちSemelar Beach Villageには日本語で相談できるスタッフもいますので、渡航準備で気になることがあれば、滞在プログラムのお問い合わせから気軽にご相談ください。

この記事が根拠にした情報
- インドネシア入国管理局 公式eVisaサイト(evisa.imigrasi.go.id)https://evisa.imigrasi.go.id/front/info/evoa
- Online Visa Indonesia「Indonesia Visa for Japanese Citizens」https://www.onlinevisaindonesia.com/requirements/japanese_citizens.html
- Simply Indonesia「Indonesia Visa on Arrival 2026: Fees, e-VOA & Mistakes」https://simplyindonesia.com/indonesia/entry/visa-on-arrival-indonesia/
- チェックインバリ+「インドネシア入国 eVisa・ECD完全解説」https://checkinnbaliplus.com/indonsia-immigration-evisa-ecd/
- VFS Global「FAQs on Indonesia e-VoA」https://indonesiavoa.vfsevisa.id/faqs.html

コメント