2026年8月時点の情報
「アイランドホッピング」という言葉は聞いたことがあっても、実際に何をするのか、どんな準備が必要なのかピンとこない方も多いのではないでしょうか。フィリピンのセブ島やタイのアンダマン海、インドネシアの島々など、世界各地でこの遊び方が定番になっています。この記事では、アイランドホッピングの基本的な意味から代表的なエリア、当日の服装・持ち物、ボートチャーターの考え方までをまとめました。私たちSemelar Beach Villageはロンボク島セコトンを拠点に、周辺の島々をボートでめぐる滞在プログラムを日常的に運営しており、その経験もふまえてご紹介します。
この記事でわかること
- ✓アイランドホッピングの意味と基本的な楽しみ方
- ✓世界の代表的なアイランドホッピングエリアの特徴
- ✓当日に役立つ服装・持ち物のチェックリスト
- ✓ボートチャーターの仕組みと選び方のポイント
結論
アイランドホッピングとは、1日または数日かけて複数の島や無人島をボートでめぐり、シュノーケリングや島でのんびり過ごす時間を楽しむ旅のスタイルです。乗り合いのシェアツアーとボートのプライベートチャーターの2通りがあり、人数や自由度の希望に応じて選ぶのが失敗しないコツです。
アイランドホッピングとは?意味と楽しみ方の基本
アイランドホッピング(Island Hopping)とは、その名の通り「島から島へ飛び移る」ように、ボートを使って複数の島や無人島、サンドバー(砂州)を1日または数日かけてめぐる旅のスタイルです。1つのリゾートに滞在してのんびり過ごすのとは違い、朝から夕方まで数か所を移動しながら、それぞれの場所でシュノーケリングをしたり、浅瀬で泳いだり、島でランチを食べたりして過ごします。
もともとは太平洋戦争時にアメリカ軍が島づたいに戦略拠点を進めていく「アイランドホッピング作戦」に由来する言葉ともいわれますが、現在ではもっぱら観光の文脈で使われています。フィリピンやタイ、インドネシアなど島が点在するエリアでは定番のアクティビティで、現地のツアー会社やホテルのオプショナルツアーとして予約できることがほとんどです。
魅力は、1回の外出で複数の景色を楽しめる効率の良さと、無人島やビーチだけの島など「その島でしか見られない景色」に出会えることです。一方で、移動時間が長くなりがちなことや、天候・海況によって行き先やスケジュールが変わりやすいことは、事前に理解しておきたいポイントです。
1つのリゾートでのんびり過ごす滞在スタイルと比べると、アイランドホッピングは「移動」そのものも楽しみの一部になります。船の上で風を浴びながら次の島へ向かう時間や、島に近づくにつれて海の色が変わっていく様子も含めて、1日の体験として記憶に残りやすいのが特徴です。反対に、じっくり同じ場所でゆったりしたい方には、行き先を絞って長めに滞在するスタイルの方が向いていることもあります。
図:エリアの選び方(数をこなすか、じっくり過ごすか)
世界の人気アイランドホッピングエリア
アイランドホッピングが盛んなエリアはいくつかあります。代表的なのはフィリピンのセブ島やエルニド、コロンで、無数の小島とサンゴ礁が点在し、日帰りツアーが数多く用意されています。タイではプーケットやクラビを起点に、ピピ島周辺の透明度の高い海をめぐるコースが人気です。インドネシアでもバリ島周辺や、私たちが拠点を置くロンボク島の沖合など、島づたいの旅を楽しめるエリアが各地にあります。
エリアによって特徴は異なります。フィリピンは島の数が多く、1日でいくつもの島をめぐる「数をこなす」タイプのツアーが充実している一方、タイやインドネシアの一部エリアは1〜2島にじっくり滞在し、シュノーケリングやビーチ時間を長く取るスタイルが主流です。フィリピンとインドネシアのどちらが自分に合うか迷う場合は、ロンボク島とセブ島の比較記事も参考にしてみてください。
また、インドネシアには「ギリ」と呼ばれる小島が各地にあり、バリ島東部の有名な3島(ギリ・トラワンガンなど)以外にも、ロンボク島南西部セコトン沖に浮かぶ静かな島々があります。ギリ諸島全体の概要はギリ諸島とは何かをまとめた記事で紹介していますので、あわせてご覧ください。
どのエリアを選ぶかは、混雑の許容度で決めるのも一つの方法です。有名な観光地ほどツアーの選択肢は豊富ですが、その分ボートが集中しやすく、シュノーケリングポイントも他の船と重なりがちです。逆に知名度の低いエリアは、事前情報が少ない不便さがあるものの、静かな海を独り占めできる時間が多くなる傾向があります。
アイランドホッピング当日の流れ
初めて参加する場合、当日どのように進むのかイメージがつきにくいかもしれません。ツアーやエリアによって細部は異なりますが、一般的な流れは次のようになります。
図:アイランドホッピングの一般的な1日の流れ
集合・受付
港や集合場所でチェックイン。ライフジャケットや器材を受け取り、簡単な注意事項の説明を受けます。
出航・移動
最初の島やポイントへ向けて出航します。移動中は景色を楽しみながら風にあたる時間です。
シュノーケリング・遊泳
ポイントに到着したら海に入り、サンゴ礁や魚を観察します。1か所あたり30分〜1時間程度が目安です。
島でのランチ・休憩
上陸できる島ではランチや自由時間が設けられることが多く、砂浜でのんびり過ごせます。
次の島へ・帰港
残りの島をめぐったのち、日没前後を目安に出発地点へ戻ります。
当日の服装・持ち物リスト
アイランドホッピングは一日を通して炎天下・海上で過ごす時間が長くなります。以下のものを準備しておくと、当日困ることが少なくなります。
服装:水着は下に着ておくと着替えの手間が省けます。上にラッシュガードや薄手の長袖を羽織ると日焼け対策になり、船上の風による体の冷えも防げます。足元は脱ぎ履きしやすいサンダルかマリンシューズが便利です。
持ち物:日焼け止め、タオル、着替え、防水バッグ(スマホや貴重品を濡らさないため)、少額の現金、酔い止め薬(船に弱い方)、モバイルバッテリーがあると安心です。ゴーグルやシュノーケルは現地でレンタルできることが多いですが、衛生面が気になる方はマイ道具を持参するのも一案です。
図:当日の持ち物チェック
注意
- 日焼け止めの成分:サンゴ礁を保護するため「リーフセーフ」表記の日焼け止めを求める国・エリアが増えています。持参の際は成分表示を確認しましょう
- 貴重品の扱い:ボート上は水しぶきがかかることが多く、電子機器は防水ケースに入れるか、そもそも持ち出さない判断も安全です
ボートチャーターの仕組みと選び方
アイランドホッピングの参加方法は、大きく「シェアツアー(乗り合い)」と「プライベートチャーター」の2つに分かれます。シェアツアーは他の旅行者と同じボートに乗り合わせる形式で、決まったコースと時間で進行します。プライベートチャーターは自分たちのグループだけでボートを1隻借りる形式で、行き先や滞在時間、出発時間をある程度相談しながら決められるのが特徴です。
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| 項目 | シェアツアー(乗り合い) | プライベートチャーター |
|---|---|---|
| 同乗者 | 他の旅行者と一緒 | 自分たちのグループのみ |
| 自由度 | コース・時間はほぼ固定 | 行き先や滞在時間を相談しやすい |
| 費用感 | 1人あたりの単価は抑えやすい | 人数で割ると近い金額になることも |
| 向いている人 | 一人旅・初めて参加する方 | 家族・グループ・行き先にこだわりたい方 |
※一般的な旅行情報にもとづく目安です(2026年8月時点)。エリアやオペレーターにより異なります。
選ぶ際は「何人で行くか」「行き先を自分たちで決めたいか」で判断するのがシンプルです。少人数・一人旅ならシェアツアー、家族やグループで静かな島を選びたい場合はプライベートチャーターが向いています。プライベートチャーターの具体的な相談方法や船の手配についてはセコトンでのボートチャーターガイドでも詳しく紹介しています。
予約時には、料金にランチや飲み物、シュノーケル器材のレンタルが含まれているかどうかも確認しておきましょう。含まれる範囲は事業者によって差が大きく、当日「これは別料金だった」と気づくケースもあります。また、燃料代の高騰などを理由に料金が変動することもあるため、見積もりの内訳をできるだけ事前に確認しておくと安心です。
ロンボク島セコトンでのアイランドホッピング
私たちが拠点を置くロンボク島セコトンの沖には、バリ島の有名なギリ諸島とは別に「南ギリ」と呼ばれる島々が点在しています。代表的なのがギリ・ナングやギリ・グデといった島で、観光地化されたエリアと違い、日中でも人が少なく静かな時間を過ごせるのが特徴です。ボートは主に地元の漁師さんが所有する船を使うため、天候や潮の状況に応じて行き先を柔軟に相談できるのも良いところです。
ギリ・ナングの詳しい様子はギリ・ナング島ガイド、セコトン沖の島々全体の魅力は南ギリ(セコトン沖)の島々の記事でご紹介しています。「有名な観光地は混んでいて疲れる」と感じている方には、静かな島でのんびりできるこのエリアが向いているかもしれません。
一方で、正直にお伝えすると、桟橋や待合スペースなどの観光インフラはバリ島の有名ビーチほど整っていません。トイレやシャワーが簡素だったり、島によっては日陰が少なかったりすることもあります。便利さよりも静けさや人の少なさを優先したい方に向いているエリアだとご理解いただけると幸いです。
安全に楽しむための注意点
ボートでの移動を伴うため、いくつか意識しておきたい安全面のポイントがあります。まず、ボート乗船中はライフジャケットの着用が基本です。泳ぎに自信がない方も、ライフジャケットがあれば浅瀬でのシュノーケリング程度は楽しめることが多いですが、不安な場合は予約時にスタッフへ伝えておくと安心です。
天候・海況は当日変わることがあり、風や波が強い日は行き先の変更や中止になる場合があります。予約時に、悪天候時のキャンセル・払い戻しポリシーを確認しておくとトラブルを避けられます。また、海外旅行保険はプランによってマリンアクティビティの一部が補償対象外になっていることがあるため、保険の適用範囲も事前にチェックしておくと安心です。日中は直射日光が強く、熱中症や日焼けのリスクも高いので、こまめな水分補給と休憩も忘れないようにしましょう。
浅瀬にはウニやサンゴなど、素足で踏むとけがにつながるものが潜んでいることもあります。上陸時や遊泳時はできるだけマリンシューズを履き、むやみに海底や岩場に触れないようにするのも安全に楽しむコツです。天候や海況の急変については、事前にガイドやスタッフの案内をよく聞き、無理に予定を進めない判断も大切にしましょう。
🏝️ セコトン現地からのひとこと
セコトンでのアイランドホッピングは、決まったパッケージツアーというより「今日はどこの海が穏やかか」を地元の船頭さんと相談しながら決めることが多いです。観光客向けに整備された港ではないぶん不便に感じる場面もありますが、その日の風向きや潮を読んで行き先を決める過程そのものが、島の暮らしに触れる体験になっています(2026年8月時点)。
よくある質問
Q. アイランドホッピングに最低限必要な持ち物は?
水着(下に着ておく)、日焼け止め、タオル、着替え、防水バッグの5点があればひとまず参加できます。船に弱い方は酔い止め薬もあると安心です。
Q. 泳げなくても参加できますか?
ライフジャケット着用を前提に参加できることが多いですが、不安がある場合は予約時にその旨を伝えておくと、浅瀬中心のコースなど配慮してもらいやすくなります。
Q. 天候が悪いとどうなりますか?
風や波が強い日は、行き先の変更や出航自体の中止になることがあります。キャンセル・払い戻しの条件は事業者によって異なるため、予約前に確認しておきましょう。
Q. 一人旅でも参加できますか?
シェアツアー(乗り合い)であれば一人からでも参加しやすいです。プライベートチャーターは1隻単位の料金になるため、人数が少ないと割高になりやすい点は考慮しておきましょう。
あわせて読みたい
- ロンボク島のシュノーケリング・ダイビングガイドアイランドホッピングとあわせて楽しめる海のアクティビティを紹介
- セコトン完全ガイドアイランドホッピングの拠点にもなるセコトンエリアの全体像
まとめ
アイランドホッピングは、1日で複数の島をめぐりながらシュノーケリングやビーチ時間を楽しめる、島国ならではの旅の楽しみ方です。フィリピンのように数多くの島を効率よくめぐるスタイルもあれば、インドネシアの一部エリアのように少数の静かな島でゆっくり過ごすスタイルもあり、自分の旅の目的に合わせて選べます。
参加方法はシェアツアーとプライベートチャーターの2通りがあり、人数や自由度の希望で選ぶのがポイントです。服装や持ち物、天候による変更の可能性を事前に押さえておけば、当日をより快適に過ごせます。当日の流れを大まかにイメージしておくだけでも、初めての参加でも落ち着いて楽しめるはずです。
にぎやかな観光地の島めぐりとは一味違う、静かな島々でのアイランドホッピングに興味がある方は、ロンボク島セコトンも選択肢の一つに加えてみてください。整った設備はなくても、地元の船頭さんと一緒にその日いちばん穏やかな海を探す時間は、パッケージツアーとは違う実感を持ち帰れるはずです。

この記事が根拠にした情報
- アイランドホッピングの意味・語源に関する解説(コトバンク、Weblio辞書、goo国語辞書)https://kotobank.jp/word/%E3%81%82%E3%81%84%E3%82%89%E3%82%93%E3%81%A9%E3%81%BB%E3%81%A4%E3%81%B4%E3%82%93%E3%81%90-3225353
- アイランドホッピングって何?楽しみ方と予約方法等を解説(トラベルjp 旅行ガイド)https://www.travel.co.jp/guide/howto/524/
- セブ島のアイランドホッピング人気スポット紹介(セブプレ・cebutours.jp)https://cebutours.jp/islandhopping/
- Semelar Beach Villageによるセコトン・南ギリでの滞在プログラム運営知見

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