2026年8月時点の情報
「ロンボク島に日本人観光客ってどのくらいいるんだろう?」。バリ島の隣にありながら、ロンボク島についての日本語情報は驚くほど少なく、実際に日本人がどれくらい訪れているのか気になっている方も多いと思います。この記事では、ロンボク島を訪れる日本人観光客が実際にごく少ないという現状と、その理由を数字とともに整理します。そのうえで、人が少ないことのメリットとデメリットを、良い面だけでなく正直にお伝えします。私たちSemelar Beach Villageはセコトンという小さな村に拠点を置いており、この地で日々旅行者を迎えている立場から、誇張なくお話しします。
この記事でわかること
- ✓ロンボク島を訪れる日本人観光客がごく少ないという現状
- ✓日本人が少ない理由(直行便がないこと・知名度の低さ)
- ✓日本人が少ないことのメリットとデメリット(正直な視点)
- ✓それでも安心して行くための具体的な方法
結論
ロンボク島を訪れる日本人観光客は、隣のバリ島と比べても際立って少なく、主な理由は日本からの直行便がないことと、観光地としての知名度がまだ高くないことです。人が少ないからこその静けさと非日常感は大きな魅力ですが、日本語インフラがほぼない点は正直なデメリットでもあります。それでも、セコトンのように日本語で相談できる拠点を選べば、安心して旅を組み立てられます。
日本人観光客はどれくらい少ない?データで見る現状
まず前提として、隣のバリ島の状況から見てみます。 2025年にバリ島を訪れた外国人観光客は約695万人にのぼりますが、その中で日本人が占める割合はわずか3%程度にとどまるという集計があります。 25年前の2000年には日本人観光客がバリ島全体の約29%を占めていたことを踏まえると、割合としては大きく縮小してきたことになります。 バリ島でさえこの状況ですから、バリ島からさらに移動が必要なロンボク島となると、訪れる日本人の数はいっそう限られます。
図:バリ島の外国人観光客に占める日本人の割合
ロンボク島(西ヌサトゥンガラ州)単体の国籍別統計は、日本語で広く公開された形では確認できませんでした。そのため具体的な人数を断定することはできませんが、現地で日々旅行者を迎えている私たちの実感としても、ロンボク島で日本人旅行者を見かける機会は、オーストラリアやヨーロッパからの旅行者と比べて明らかに少ないというのが正直なところです。特に私たちの拠点があるセコトンのようなエリアでは、日本人だけでなく観光客そのものの数もまだ多くありません。
興味深いのは、人の流れの向きが逆であるという点です。 2025年に日本を訪れたインドネシア人は初めて60万人を超え、消費額も過去最高を記録したという統計があります。 つまり「インドネシア人が日本へ行く流れ」は年々拡大している一方で、「日本人がロンボク島へ行く流れ」はまだごく細いままなのです。この非対称な関係も、ロンボク島における日本人観光客の少なさを理解するうえでの一つの参考になります。
なぜ日本人観光客がこんなに少ないのか
日本人観光客が少ない理由は、単純に「魅力がないから」ではありません。むしろ構造的な理由が大きいと私たちは考えています。
理由1:日本からの直行便がない
ロンボク島には日本からの直行便が就航しておらず、バリ島経由またはジャカルタ経由でのアクセスが基本になります。総所要時間の目安は、バリ経由でおよそ9~11時間、ジャカルタ経由でおよそ11~13時間です。バリ島までの直行便すら限られる中で、さらに乗り継ぎが必要になることは、行き先として選ばれにくくなる大きな要因です。時差は日本との間でおよそ1時間(ジャカルタ経由の場合は2時間)で、時差ボケの心配が少ない点はロンボク島の数少ない移動面でのメリットと言えます。
理由2:バリ島に比べて知名度がまだ低い
「バリ島の隣にある島」という紹介のされ方をすることが多く、ロンボク島単体としての知名度はまだ十分に高いとは言えません。多くの日本人にとって「インドネシアのリゾート=バリ島」というイメージが強く、ロンボク島の存在自体を知らない、あるいは「バリ島に行けば十分」と考えて検討の対象に入らない、というケースが多いのが実情です。旅行会社のパッケージツアーもバリ島中心のものがほとんどで、ロンボク島単体の商品はまだ選択肢として目にする機会が少ないのが現状です。
理由3:日本語での情報がまだ少ない
行き先を選ぶとき、多くの人は日本語のブログやSNS、旅行メディアの情報を参考にします。ロンボク島についての日本語の一次情報はまだ少なく、検索しても十分な情報にたどり着きにくいのが現状です。情報が少ないから訪れる人も少なく、訪れる人が少ないから情報も増えにくい、という循環が続いてきたことも一因だと考えられます。
少ないことのメリット:非日常感と混雑のなさ
日本人観光客が少ないことは、見方を変えれば大きな魅力にもなります。まず、日本語の看板や日本人向けのお土産店がずらりと並ぶような、いわゆる「観光地化」がまだ進んでいません。ビーチや棚田を歩いていても、周囲を日本人観光客の団体に囲まれるようなことはほとんどなく、写真を撮っても見知らぬ日本人観光客が写り込まれる心配がありません。
また、観光地としての価格の上がり方が緩やかで、いわゆる「観光地価格」に染まりきっていないエリアも多く残っています。地元の人たちとの距離が近く、ちょっとした会話や交流が生まれやすいのも、訪れる人がまだ少ない場所ならではの体験です。ササク族と伝統村で紹介しているような伝統的な暮らしも、観光地化の波にあまり洗われずに残っています。「人混みに疲れた」「バリ島は何度も行った」という方にとって、この非日常感は何より価値のある魅力だと私たちは感じています。
たとえばシュノーケリングポイントに他のグループがほとんどいない、棚田を歩いていても静かな時間が流れている、ワルンで隣に座った地元の人と身振りだけで会話が始まる——こうした体験は、観光客が集中するエリアではなかなか味わえません。「みんなが行く場所」ではなく「まだ知られていない場所」を旅の軸に置きたい方にとって、日本人が少ないという事実はデメリットではなく、むしろ最大の魅力になり得ます。
図:日本人観光客が少ないからこそ味わえる魅力
少ないことのデメリット:正直に伝える注意点
一方で、日本人観光客が少ないことのデメリットも正直にお伝えしなければなりません。日本語対応のインフラは、バリ島の主要リゾートエリアと比べるとほとんど期待できません。レストランのメニューに日本語表記があることはまれで、館内案内や緊急時のアナウンスも基本的にインドネシア語か英語のみです。
注意
- 体調不良やケガのときのサポート体制は薄い:日本語対応の医療機関はほぼないため、海外旅行保険の日本語サポート窓口を必ず控えておきましょう。
- 同じ日本人旅行者に会う機会が少ない:一人旅で心細さを感じる場合があります。事前に相談できる拠点を決めておくと安心です。
- 移動や手配の情報が英語・インドネシア語中心:日本語の口コミや体験談が少なく、事前の情報収集にひと手間かかります。
「日本人がほとんどいない場所に行く」ということは、良くも悪くも自分で判断し行動する場面が増えるということでもあります。この点を魅力と感じられるかどうかは人によって分かれるところなので、私たちはあえてここを隠さずお伝えしています。同じ境遇の日本人旅行者と偶然出会い、情報交換をしたり心細さを分かち合ったりする、といった機会もバリ島などに比べると少なく、一人旅の方は特に、出発前の準備段階でこの点を織り込んでおくことをおすすめします。SNSで「ロンボク島 日本人」と検索しても体験談がまだ少なく、リアルタイムの現地情報を得にくいという点も、正直な弱点として挙げておきます。
それでも安心して行ける方法
日本語インフラがほぼないという弱点を補う一番の方法は、「日本語で相談できる拠点をあらかじめ一つ持っておく」ことです。私たちSemelar Beach Villageには日本人スタッフが在籍しており、セコトンでの滞在中のご相談やアクティビティの手配は日本語で行っていただけます。これはセコトンの村全体で日本語が通じるという意味ではなく、私たちの拠点というかたちで日本語の相談窓口を用意しているという、範囲を正確にした話です。
加えて、翻訳アプリのオフラインパックを事前にダウンロードしておく、宿泊先の住所や連絡先を控えておく、費用・物価のような基本情報を事前に把握しておく、といった準備を組み合わせれば、日本人が少ない環境でも過度に不安を感じることなく旅を進められます。「日本人が少ない=孤立無援」ではなく、「頼れる場所を自分で用意しておけば大丈夫」という考え方に切り替えることが、この島を楽しむコツだと私たちは考えています。私たちの滞在プログラムでは、到着前のご連絡から現地での過ごし方の相談まで日本語で対応しており、初めてロンボク島やセコトンを訪れる方でも、必要以上に構えずに旅の計画を立てていただけます。
「観光客が少ない旅先」という選び方そのもの
近年、混雑した定番リゾートを避けて「観光客が少ない旅先」をあえて選ぶ旅行者が増えています。バリ島やハワイ、グアムのような定番リゾートは、日本語インフラが充実している分、日本人観光客の姿も多く、非日常感よりも「日本の延長線上にいる感覚」を強く覚える方も少なくありません。
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| 比較項目 | 定番リゾート(バリ島など) | ロンボク島 |
|---|---|---|
| 日本人観光客の多さ | 多い | ごく少ない |
| 日本語インフラ | 充実している | ほとんどない(拠点単位でのみ対応) |
| 混雑度 | 高い(特にハイシーズン) | 低い |
| 現地の物価感(1日あたりの目安) | 観光地価格が定着 | バックパッカー1,500~3,500円/ミドル6,000~13,000円が目安 |
| 直行便 | バリ島は日本から直行便あり | なし(バリ・ジャカルタ経由) |
※一般的な旅行情報にもとづく目安です(2026年8月時点)。渡航費自体は安くない点にご注意ください。
もちろん、日本語インフラが整った定番リゾートには定番リゾートならではの安心感があり、それ自体は否定されるものではありません。ただ、「混雑を避けて、もっと現地らしい空気を味わいたい」という方にとっては、観光客が少ない海外旅行先の選び方という視点そのものが、行き先を選ぶ有効な軸になります。ロンボク島、その中でもセコトンは、この「観光客が少ない」という条件に強く当てはまる場所の一つです。
🏝️ セコトン現地からのひとこと
正直なところ、セコトンで日本人旅行者にお会いする機会は、まだ月に数えられるほどです。だからこそ、村の人たちにとって日本人のお客様は「珍しくて、うれしい存在」で、笑顔で迎え入れてくれます。同じ日本人に囲まれる安心感はここにはありませんが、その代わりに、村の人たちと一対一で向き合う時間がたっぷりあります。私たちはそのどちらが良い悪いではなく、「静かで、人と人の距離が近い旅」を求める方に、正直な情報とともにセコトンをおすすめしています。
よくある質問
Q. ロンボク島に日本人は全くいませんか?
まったくいないわけではありませんが、バリ島など定番リゾートと比べると明らかに少ないというのが実情です。特にセコトンのようなローカルなエリアでは、日本人旅行者に出会う機会自体が限られます。
Q. なぜバリ島は日本人が多いのにロンボク島は少ないのですか?
バリ島には日本からの直行便があり知名度も高い一方、ロンボク島には直行便がなくバリ経由・ジャカルタ経由でのアクセスが必要なこと、そして観光地としての知名度がまだ十分に高くないことが主な理由です。
Q. 日本人が少ない場所は治安面で心配ではありませんか?
日本人観光客の数と治安は直接結びつくものではありません。ただし、日本語での情報や日本語対応のサポート窓口が少ない分、事前の情報収集や海外旅行保険の準備はより重要になります。
Q. セコトンでは他の日本人旅行者と会えますか?
会えることもありますが、頻繁ではありません。同じ日本人と交流したいというよりは、静かに現地の暮らしに近づきたいという方に向いているエリアです。私たちSemelar Beach Villageの日本人スタッフには、日本語で気軽にご相談いただけます。
あわせて読みたい
- 観光客が少ない海外旅行先の選び方「人が少ない」という条件で行き先を選ぶときの考え方をまとめています。
- セコトン完全ガイド日本人が少ないロンボク島の中でも、特にローカルな雰囲気が残るエリアです。
まとめ:少なさを正直に受け止めれば、それは魅力に変わる
ロンボク島を訪れる日本人観光客は、直行便がないことと知名度の低さから、隣のバリ島と比べても際立って少ないのが現状です。日本語インフラがほぼないというデメリットは決して小さくありませんが、その分、混雑のない非日常感と、地元の人たちとの距離の近さという、他では得がたい魅力があります。
私たちSemelar Beach Villageは、そんなロンボク島のセコトンという小さな村で、日本人スタッフが日本語でご相談をお受けしながら滞在プログラムを運営しています。「日本人が少ないから不安」ではなく、「日本人が少ないからこそ味わえる旅」として、びぜひセコトンを選択肢に加えてみてください。

この記事が根拠にした情報
- 2024年のバリ島外国人観光客が633万人に到達、オーバーツーリズムの懸念も|じゃかるた新聞https://www.jakartashimbun.com/free/detail/68557.html
- 2025年のバリ島訪問外国人観光客数と国籍別割合に関する集計(現地在住者による発信)https://x.com/monbuu/status/2027155465038422347
- Statistik Pariwisata Provinsi Bali – Badan Pusat Statistik (BPS) Provinsi Balihttps://bali.bps.go.id/
- 2025年の訪日インドネシア人数は初の60万人超え、消費額も1,291億円で過去最高|訪日ラボhttps://honichi.com/news/2026/02/25/inbound-indonesia-2025/

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