ロンボク島のコンビニ・スーパー事情|Indomaretで買えるもの買えないもの

「ロンボク島に水や日用品を売っている店はあるのか」「Indomaretやスーパーは近くにあるのか」。ロンボク島、とくに南西部のセコトンや南ギリの島々への滞在を考えている人からよく出る疑問です。結論から言うと、Indomaret・Alfamartといったミニマーケット(コンビニ形態の店)は、州都マタラムや観光地のセンガギ、クタ・ロンボクには数多く分布していますが、セコトンや南ギリの島々では、確認できた範囲で数がぐっと少なくなります。

買えるものにも違いがあります。ミニマーケットで手に入るのは水・軽食・SIMカード・日用品・一部の市販薬が中心で、酒類と生鮮食品はそもそも扱っていません。支払いはQRIS(インドネシア標準のQRコード決済)やカードが使える店舗も多いものの、現金は引き続き必要です。

この記事は、店舗チェーンや薬局チェーンの公式サイト、報道、中央銀行の公式ページなど、実際に開いて確認できた情報だけをもとにまとめています。個々の店舗の出店・閉店・営業状況は変わりやすく、セコトンのような小さな集落では一次情報を確認しきれなかった部分もあり、その旨をそのまま書いています。

想定する読者は、ロンボク島、とくにセコトンへの滞在を検討・準備している日本人です。マタラムなど都市部に数日滞在する人にも参考になります。

2026年9月時点の情報

この記事でわかること

  • Indomaret・Alfamartの分布(マタラム・センガギ・クタと、セコトン・南ギリの違い)
  • ミニマーケットで買えるもの・買えないもの(酒類・生鮮食品は扱いなし)
  • 支払い方法(現金・QRIS・カードの使い分け)
  • マタラムのモール・薬局(Apotek)・市場(パサール)
  • セコトン・南ギリ滞在時の買い出しの考え方

結論

2026年9月時点で確認できた範囲では、Indomaret・Alfamartはマタラム・センガギ・クタ(マンダリカ)に多く分布していますが、セコトンや南ギリの島々では店舗の有無を示す一次情報が確認できませんでした。ミニマーケットで買えるのは水・軽食・SIMカード・日用品・一部の市販薬が中心で、酒類と生鮮食品は法規制により扱っていません。QRISやカードが使える店舗もありますが、現金も用意してください。セコトンへ向かう場合は、マタラムなど都市部での事前の買い出しを前提に計画すると安心です。

目次

Indomaret・Alfamartはどこにある? エリア別の分布

Indomaret・Alfamartは、インドネシア全国に展開するミニマーケットチェーンです。ANTARA通信マタラム支局の報道によれば、Indomaretは2011年12月時点でマタラム市内に6店舗を構え、翌2012年にはグルン・ナルマダ・レンバール・グヌンサリと、観光地センガギの計5郡への出店計画が伝えられていました。

10年以上前の報道のため現在の正確な店舗数は確認できませんでしたが、マタラム市街とセンガギは、この頃から継続してミニマーケットが多いエリアだと考えられます。

クタ・ロンボク(マンダリカ)を含むロンボク中部県にも、Indomaret・Alfamartは複数出店しています。ただし2026年5月、CNN Indonesiaの報道によると、同県の約25店舗が伝統的市場から1キロメートル未満に立地しているとして、地方条例違反を理由に一時的に営業停止となりました。

従業員の生計への配慮から県政府は最終的に営業継続を認め、地元商工団体の会長も「先週にはすべての店舗が営業を再開した」と述べています。店舗数の多さの裏返しとして、行政上の扱いが変わることもある点は知っておくとよいでしょう。

一方、セコトンや南ギリの島々(ギリ・ゲデ、ギリ・ナング、ギリ・スダックなど)にIndomaret・Alfamartがあるかどうかは、一次情報で確認できませんでした。

旅行ガイドtravelfishのギリ・ゲデの案内では「独立したレストランはほとんどなく、バーもない」「食事は基本的に宿泊先でとることになる」と説明されており、飲食店が少ないのと同様に、独立した商店の数も限られていると考えられます。断定はできないため、店の有無を当てにしない計画をおすすめします。

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エリアミニマーケットの分布買い物の目安
マタラム市街複数店舗が長く展開日用品・食品はほぼ揃う。モール・薬局・市場も利用可
センガギ2012年時点で出店計画に含まれる観光客向けの品揃え。両替所も近い
クタ・ロンボク(マンダリカ)複数店舗あり(2026年5月に一時休業の例あり)営業状況は変わることがあるため現地で確認
セコトン確認できた一次情報なし来る前にマタラムで買い出しを済ませる前提で計画
南ギリの島々独立した商店はほぼ確認できず宿泊施設での提供が中心になる場合が多い

※分布は2026年9月時点で確認できた範囲の情報です。個別店舗の出店・閉店は変わりやすいため、目安として参照してください。

図:エリア別 ミニマーケットの分布

1 マタラム市街 複数店舗が長く展開。モール・薬局・市場も利用可 2 センガギ 2012年時点で出店計画に含まれる。観光客向けの品揃え 3 クタ・ロンボク 複数店舗あり。2026年5月に一時休業の例も 4 セコトン 確認できた一次情報なし。事前の買い出しが前提 5 南ギリの島々 独立した商店はほぼ確認できず。宿泊施設頼み
図解: 分布は2026年9月時点で確認できた範囲の情報。

買えるもの・買えないもの

Indomaret・Alfamartのようなミニマーケットで買えるのは、水やお茶などの飲料、スナック・カップ麺といった軽食、SIMカード、タオルや洗面用具などの日用品が中心です。

Telkomsel公式サイトには、Indomaretの店頭でTelkomselのプリペイドSIMカード(kartu perdana)を購入できるプロモーションページがあり、コンビニでのSIMカード購入が現実的な選択肢だとわかります。SIMカードやWi-Fi事情の詳しい比較はロンボクのSIM・Wi-Fi事情でも扱っています。

医薬品については、業界メディアfarmacare.idがIndomaret店舗を観察した記事によると、置かれているのは風邪や筋肉痛向けの塗り薬、漢方系の製品、サプリメント、はちみつなどが中心で、規制対象の市販薬は棚に見当たらなかったと報告されています。処方薬は扱っていません。常備薬が必要な人は、日本から持参するか、後述する薬局(Apotek)を利用してください。

一方、買えないものの代表が酒類です。ANTARA通信の報道によると、インドネシアでは2015年4月16日から、商業省の規則(ペルメンダグ第06号/2015年)により、ミニマーケットや小売店での酒類販売が全面的に禁止されました。以降、酒類を扱えるのはスーパー・ハイパーマーケット・ホテル・レストランに限られ、ロンボク島のIndomaret・Alfamartでも同様と考えられます。

生鮮食品(野菜・果物・肉・魚など)も、コンビニ形態のミニマーケットでは基本的に扱いません。加工食品や冷凍食品が中心です。生鮮食品を買いたい場合は、後述するスーパーマーケットや、市場(パサール)が選択肢になります。

図:ミニマーケットで買えるもの・買えないもの

買えるもの 水・お茶などの飲料 スナック・カップ麺などの軽食 SIMカード タオル・洗面用具などの日用品 一部の市販薬(塗り薬・サプリなど) 買えないもの 酒類(法規制により全面禁止) 生鮮食品(野菜・果物・肉・魚など) 処方薬
図解: 酒類はスーパー・ハイパーマーケット・ホテル・レストランでのみ扱う。

支払い方法(現金・QRIS・カード)

インドネシアの中央銀行(Bank Indonesia)は、QRコード決済の国家標準として「QRIS」を定めています。公式サイトによれば、QRISは取引を迅速・簡単・安価・安全にする仕組みで、近年は「QRIS Antarnegara(国際QRIS)」により、海外の旅行者が自国の決済アプリでインドネシアのQRISコードを読み取って支払える枠組みづくりも進められています。

ただし対応するのは提携している一部の国・アプリに限られ、日本発行のカードやアプリがそのまま使えるとは限りません。両替や支払い手段全般についてはロンボク島の両替・支払いガイドで詳しく扱っています。

ミニマーケットでは、現金のほか国内発行のデビット・クレジットカードやQRISに対応している店舗が多い一方、海外発行のカードやQRISアプリで支払えるかは店舗や機材の状況によって変わります。とくにセコトンのような地方では現金しか使えない場面も少なくないため、まとまった額の現金は必ず用意しておいてください。

マタラムのモール・薬局(Apotek)・市場(パサール)

マタラム市内には、ミニマーケットより大きな買い物先としてショッピングモールがあります。Lombok Epicentrum Mall(LEM)はその一つで、公式サイトによるとマタラム市に位置し、ハイパーマーケットのHypermartが入っています。

ANTARA通信マタラム支局の報道では、このHypermartは2015年6月30日に開業し、売り場面積は約5,712平方メートルだったと伝えられています。生鮮食品を含め、ミニマーケットより幅広い品ぞろえを求める場合は、こうしたモール内のスーパーマーケットが選択肢になります。

薬局(Apotek)としては、Kimia Farmaがインドネシア国内で大きなチェーンを展開しています。マタラム市内にはペジャンギック通り(Cakranegara地区)に店舗があることを薬局検索サイトで確認できました。

業界メディアinsidelombok.idの報道によれば、ロンボク島東部(ロンボク・ティムール県)のスロンとアイクメルにも店舗を構えています。処方薬や、ミニマーケットでは扱っていない市販薬が必要な場合は、Apotekを利用してください。

市場(パサール)は、生鮮食品や日用品を地元価格で買える場所です。値段交渉やインドネシア語でのやり取りに慣れていない場合は、ミニマーケットやスーパーの方が気軽に利用できますが、地元の生活に近い買い物を体験したい人には市場も選択肢になります。

注意

  • 店舗の営業状況は変わりやすい:2026年5月にはロンボク中部県で約25店舗が行政手続き上の理由で一時休業し、その後再開した例があります。個別の店舗が今も営業しているかは現地で改めて確認してください。
  • セコトン・南ギリの店舗情報は確認できませんでした:セコトンや南ギリの島々にIndomaret・Alfamartがあるかを示す一次情報は見つかりませんでした。宿の売店や村のワルンに頼ることになる可能性を前提に計画してください。

セコトン・南ギリでの買い出しの考え方

セコトンや南ギリの島々への滞在を考えている場合、買い物の基本は「来る前にマタラムなどの都市部で済ませておく」という考え方です。空港からセコトン方面へ向かう道中にも小さな商店はありますが、品ぞろえや営業時間を当てにできるだけの情報は確認できませんでした。水や軽食、日焼け止めなど必要なものは、マタラム市内や空港周辺で調達してから移動する方が確実です。

セコトンや南ギリの集落には、地元の人が営む小さなワルン(食堂兼よろず屋のような個人商店)があることが多く、水や簡単なお菓子程度は手に入る場合があります。ただし品ぞろえは店によって大きく異なり、営業時間も定まっていないのが一般的です。特定の商品を確実に買いたい場合は、ワルンをあてにせず事前に用意しておくのが実務的です。

宿泊施設によっては、滞在客向けに簡単な売店やミニバーを用意している場合があります。滞在の計画段階で、宿に日用品や飲料の取り扱いがあるか確認しておくと、当日慌てずに済みます。セコトンという場所そのものについてはセコトン完全ガイドで詳しく紹介しています。

セコトン現地からのひとこと

買い出しで最初に決めておくとよいのは、「滞在中に絶対必要なもの」と「現地で手に入ればよいもの」を分けておくことです。水や日焼け止め、常備薬、SIMカードのように滞在の質に直結するものは、マタラム市内や空港周辺で先に確保しておくと安心です。逆に、ちょっとしたお菓子や飲み物は、村のワルンでその都度買うくらいの気持ちでいる方が、現地の生活のペースに合わせやすくなります。酒類はミニマーケットでは扱っていないため、事前に扱っている店や宿を確認しておく必要がある点は見落とされがちです。

買い物の便利さの先に、セコトンという場所があります

正直に言うと、セコトンは買い物の便利さでは、マタラムやセンガギ、ましてバリ島には及びません。コンビニやスーパーで欲しいものがすぐ揃うという都市部の便利さを求める人には、不便に感じる場面が多いはずです。忘れ物や急な必要品があっても、近くにすぐ買いに行ける店があるとは限らず、あらかじめの準備が旅の快適さを左右します。

それでも、この不便さは裏を返せば、観光地化されていない漁村の暮らしがそのまま残っているということでもあります。セコトンという場所には、コンビニの看板が並ぶ景色の代わりに、漁村の日常と海の近さがあります。

必要なものを事前に準備できる人、不便さより静けさや人の少なさを優先したい人には、セコトンという選択肢が向いています。逆に、買い物や外食の選択肢の多さを求める人には、マタラムやセンガギ、バリ島の方が向いています。

よくある質問

Q. Indomaret・Alfamartはロンボク島のどこにありますか。

確認できた範囲では、マタラム市街、センガギ、クタ・ロンボク(マンダリカ)に複数出店しています。セコトンや南ギリの島々に店舗があるかは、一次情報で確認できませんでした。

Q. セコトンにコンビニやスーパーはありますか。

全国チェーンの店舗があるという一次情報は確認できませんでした。地元のワルンはありますが、品ぞろえや営業時間は店によって異なります。必要なものはマタラムなど都市部で事前に用意しておくことをおすすめします。

Q. ミニマーケットで酒類は買えますか。

買えません。2015年4月から、商業省の規則によりミニマーケットや小売店での酒類販売が全国的に禁止されています。扱えるのはスーパー・ハイパーマーケット・ホテル・レストランに限られます。

Q. 支払いは現金とQRISのどちらがいいですか。

どちらも用意してください。国際QRISの仕組みは整いつつありますが、対応する国・アプリは限られます。ロンボク島の地方部では現金しか使えない場面も多くあります。

Q. 生鮮食品や常備薬はどこで買えますか。

生鮮食品はミニマーケットでは扱っておらず、モール内スーパーや市場(パサール)が選択肢です。処方薬や規制対象の市販薬は、Kimia Farmaなどの薬局(Apotek)で購入してください。

まとめ

ロンボク島のIndomaret・Alfamartは、マタラム市街やセンガギ、クタ・ロンボク(マンダリカ)を中心に、確認できた範囲では長く出店が続いています。買えるのは水・軽食・SIMカード・日用品・一部の市販薬が中心で、酒類と生鮮食品は扱っていません。支払いは現金とQRIS・カードを使い分ける前提で準備しておくと安心です。

一方、セコトンや南ギリの島々では、全国チェーンの店舗があるという一次情報は確認できませんでした。買い出しは、来る前にマタラムなど都市部で済ませておく考え方を基本にしてください。店舗の出店・閉店や営業状況は変わりやすいため、直前には現地の最新状況もあわせて確認してください。

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この記事が根拠にした情報
  • CNN Indonesia「Sempat Ditutup, Puluhan Alfamart-Indomaret di Lombok Beroperasi Lagi」(2026年5月26日)https://www.cnnindonesia.com/ekonomi/20260526133003-92-1362518/sempat-ditutup-puluhan-alfamart-indomaret-di-lombok-beroperasi-lagi
  • ANTARA News Mataram「Indomaret Kembangkan Bisnis di Lombok Barat」(2012年)https://mataram.antaranews.com/berita/21147/indomaret-kembangkan-bisnis-di-lombok-barat
  • ANTARA News Mataram「Hypermart Epicentrum Lombok」(開業記事)https://mataram.antaranews.com/berita/35421/hypermart-epicentrum-lombok
  • Lombok Epicentrum Mall 公式サイトhttps://lombokepicentrum.com/
  • Bank Indonesia 公式サイト「QRIS」案内ページhttps://www.bi.go.id/id/fungsi-utama/sistem-pembayaran/ritel/kanal-layanan/qris/default.aspx
  • ANTARA News「Minimarket Tak Diperbolehkan Jual Minuman Beralkohol」(ミニマーケットでの酒類販売禁止、2015年)https://www.antaranews.com/berita/485580/minimarket-tak-diperbolehkan-jual-minuman-beralkohol
  • Telkomsel公式サイト「Kartu Perdana PraBayar x Indomaret」プロモーションページhttps://www.telkomsel.com/promo/hotdeal-perdana-indomaret
  • HonestDocs「Apotek Kimia Farma – Pejanggik (Mataram)」店舗情報https://www.honestdocs.id/apotik/apotek-kimia-farma-pejanggik-mataram
  • INSIDELOMBOK「Satu New Store Baru dari 15 Ekspansi Kimia Farma Apotek Berada di Lombok」https://insidelombok.id/kesehatan/satu-new-store-baru-dari-15-expansi-kimia-farma-apotek-berada-di-lombok/
  • Farmacare.id「Membedah Bisnis Farmasi di Minimarket」(ミニマーケットの医薬品販売の観察記事)https://www.farmacare.id/membedah-bisnis-farmasi-di-minimarket
  • Travelfish「An independent travel guide to Gili Gede」https://www.travelfish.org/location/indonesia/west_nusa_tenggara/lombok/gili_gede
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