ロンボク島でお酒は飲める?ビールの値段と買える場所、飲めない場所を正直に

「ロンボク島でもお酒は飲めるのか」「ビンタンビールの値段はバリ島とどのくらい違うのか」「コンビニでお酒は買えるのか」。出発前にこうした疑問を持つ人は少なくありません。結論から言うと、センガギやギリ・トラワンガン、クタ・ロンボクといった観光客の多いエリアであれば、バーやレストラン、ホテルでビールやカクテルを問題なく注文できます。ただし、島全体で見ると、バリ島ほど気軽に酒類を扱う店が多いわけではありません。

ロンボク島はイスラム教徒が人口の多数を占める島で、ヒンドゥー教徒が多数を占めるバリ島とは酒類の扱われ方が異なります。コンビニやミニマーケットでは酒類を置かない店がほとんどで、村の食堂では扱っていないことも多いです。地域によっては公共の場での飲酒を取り締まる動きもあり、「バリと同じ感覚で歩けばどこでも買える」というわけではありません。

この記事では、インドネシア税関の公式サイト、コンビニチェーンの酒類販売規制に関する報道、ロンボク現地のバー・宿の公式情報、価格情報サイトなど、実際に開いて確認できた情報をもとに、2026年9月時点でわかる範囲をまとめています。ビールの価格は店や時期によって変動するため「目安」として幅を持たせ、確認できなかった事柄は「確認できませんでした」と書いています。

想定する読者は、バリ島に滞在しながらロンボク島へ足を延ばす人も、ロンボク島(セコトンを含む)へ直接向かう人も両方です。旅先での一杯を楽しみにしている人ほど、事前に知っておくと当日困りません。

2026年9月時点の情報

この記事でわかること

  • ロンボク島全体でお酒がどれくらい飲みやすいか、バリ島との違い
  • 飲める・買える場所(センガギ・ギリ・クタなどの観光エリア、ホテル)とコンビニ・村での事情
  • ビンタンビールなど値段の目安と、バリ島との比較
  • 日本から酒を持ち込む場合の免税範囲
  • ラマダン中の扱いと、セコトンでの実情

結論

2026年9月時点で、ロンボク島でもお酒を飲むことはできますが、バリ島ほど手軽ではありません。センガギ・ギリ・クタ・ロンボクなど観光客の多いエリアのバーやレストラン、ホテルでは問題なく注文でき、ビールの値段はバリ島とほぼ同水準です。一方、Indomaret・Alfamartなどのコンビニやミニマーケットは全国的に酒類を扱っておらず、セコトンのような漁村では基本的に手に入りません。日本から持ち込む場合の免税範囲は、種類・度数を問わず合計1リットルまでです。

目次

なぜロンボク島は酒の扱いが限られるのか

ロンボク島がある西ヌサトゥンガラ州は、住民の多数がイスラム教を信仰しています。イスラム教では飲酒が戒律で禁じられているため、酒類を扱う店の数や、村での飲酒に対する社会的な受け止め方が、ヒンドゥー教徒が多数を占めるバリ島とは異なります。

インドネシア全体でも、2015年4月16日付けの商業省規則によって、Indomaret・Alfamartなどのミニマーケットでの酒類(アルコール度数5パーセント以下の製品を含む)の販売が全国一律で禁止されています。これはロンボクに限った規制ではなく、バリ島の同じチェーン店でも同様です。

ただし、バリ島には酒類を扱う専門店・スーパー・ワルンが数多くあるのに対し、ロンボク島(とくに中心部のマタラムから離れた地域)ではそうした店自体が少ないという違いがあります。

さらに、ロンボク島中部のロンボク・テンガ県では、酒類の規制・監視に関する条例(県令第3号2026年)にもとづき、地元警察(サットポールPP)が公共の場での飲酒を取り締まる巡回を行っていることが2026年9月に報じられています。取り締まりの対象は、礼拝施設の近くなど公共の場での飲酒でした。こうした動きがある地域だと知っておくと、現地での振る舞いの参考になります。

どこで飲める、買えるか

センガギ、ギリ・トラワンガンなどギリ諸島、クタ・ロンボク(マンダリカ)といった観光客の多いエリアでは、バー・レストラン・ホテルでビールやカクテルを問題なく注文できます。ギリ・トラワンガンは、バー・レストラン・ビーチクラブ・ホテルでアルコールが広く入手できる島として知られており、センガギやクタ・ロンボクにもビンタンビールを提供するバーが複数あります。

買って持ち帰りたい場合は、観光エリアのスーパーマーケットや、ワイン・リカー専門店を利用します。クタ・ロンボクでは、徒歩圏内にワイン・リカー専門店があり、地元のスーパーでもビールを購入できることが、現地の宿泊施設の公式案内で確認できます。ただし輸入酒はインドネシアの税制によって割高になる点も同じ案内で触れられています。

一方、Indomaret・Alfamartなどのコンビニ・ミニマーケットは、前述の通り全国的に酒類を扱っていません。マタラム市内やセンガギ以外の一般的な村のワルン(食堂・個人商店)でも、酒類を置いていない店がほとんどです。「コンビニに寄ればどこでも買える」という感覚は、ロンボクでは通用しないと考えておいた方が安全です。食事全般の事情はロンボクの食事ガイドもあわせて確認しておくと、飲食店選びの見通しが立てやすくなります。

図:お酒が買える場所、買えない場所

買える・飲める センガギ・ギリ・クタなど観光エリアのバー・レストラン・ホテル 観光エリアのスーパーマーケット、ワイン・リカー専門店 扱っていないことが多い Indomaret・Alfamartなど全国チェーンのコンビニ・ミニマーケット(全国的に酒類を扱わない) マタラム市内やセンガギ以外の一般的な村のワルン(食堂・個人商店)
図解: お酒が買える場所と、扱っていないことが多い場所の違い。観光エリアのバー・レストラン・ホテル・スーパーと、コンビニ・村のワルンの違い。

ビールの値段はどのくらいか(バリ島との比較)

価格情報を集計するサイトの2026年9月時点のデータをもとに、ロンボク島とバリ島のビール価格の目安を比べると、次のようになります。1万ルピア≒90円(2026年9月時点)で換算しています。

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品目ロンボク島(目安)バリ島(目安)
国内産ビール瓶(500ml)Rp33,000前後(約300円)Rp41,000前後(約370円)
国内産ビール生(500ml)Rp45,000前後(約400円)Rp50,000前後(約450円)
輸入ビール瓶(330ml)Rp51,000〜59,000(約460〜530円)Rp45,000〜60,000(約400〜540円)

※価格情報サイトが利用者から集める価格の集計値(2026年9月20日更新分)です。公式の価格表ではなく、店やエリア、時期によって変動する目安として参考にしてください。

値段だけで見ると、ロンボクとバリで大きな差はなく、むしろロンボクの方がやや安い品目もあります。値段よりも「酒類を扱う店の数が少ない」「村に入ると扱っていない」という入手のしやすさの違いが、ロンボクとバリの一番の違いです。

図:ビール価格の目安、ロンボク島とバリ島の比較

ロンボク島 バリ島 国内産ビール瓶(500ml) Rp33,000前後 Rp41,000前後 国内産ビール生(500ml) Rp45,000前後 Rp50,000前後 輸入ビール瓶(330ml) Rp51,000〜59,000 Rp45,000〜60,000
図解: ビール価格の目安、ロンボク島とバリ島の比較。国内産ビール瓶・生、輸入ビール瓶の3品目。

注意

  • 価格は店の格・エリアで差が大きい:ホテルのプールサイドバーやビーチクラブでは、上表より高くなるのが一般的です。
  • 公式の価格表ではない:上表は価格情報サイトの集計値です。実際の価格は出発前に現地または宿泊施設に確認してください。

日本から持ち込める酒の量(免税範囲)

インドネシア税関が定める、旅客が免税で持ち込める酒類の量は、種類・度数を問わず合計1リットルまでです。ワイン・ウイスキー・焼酎・ビールなどを組み合わせても、合計が1リットル以内であれば免税の対象になります。超えた分は没収や課税の対象になる場合があります。

ロンボク国際空港・バリのングラライ空港のいずれから入国する場合も、この免税範囲は共通です。バリ島の免税店でまとめ買いしてロンボクへ持ち込む人もいますが、合計量には注意してください。両替や支払い方法全般は両替・支払いガイドで扱っています。

ラマダン(断食月)中の酒の扱い

ラマダン(断食月)期間中も、観光客向けのバーは通常通り営業し、酒類の提供も続きます。ロンボク現地のガイドサイトによれば、バーは営業を続けアルコール飲料も提供される一方、地元住民への配慮から夜間の大音量の音楽や深夜のパーティーは控えられるとされています。レストランも通常通り食事を提供しており、日中に窓へカーテンをかけるなど、断食中の人への配慮を見せる店もあるとのことです。

ラマダンの具体的な時期や、金曜礼拝・祝日との関係については金曜礼拝・祝日・断食月のガイドで詳しく扱っています。飲酒自体ができなくなるわけではありませんが、公共の場で大声で騒ぐ、大音量で音楽をかけるといった振る舞いは、ラマダンに限らず控えるのが無難です。

セコトンでお酒は飲めるか

セコトンは漁村が点在する地域で、村の食堂や商店では基本的に酒類を扱っていません。センガギやギリ・トラワンガンのような観光客向けのバー街はなく、コンビニもほとんどありません。

一方、セコトンや周辺の南ギリにあるホテル・ヴィラ・レストランでは、施設によって酒類を扱っている場合があります。すべての宿・飲食店を確認できたわけではないため断定はできませんが、「村なら必ずどこかで買える」というより、「宿泊先や訪れる店ごとに確認する」という考え方の方が実情に近いです。セコトンという場所の全体像もあわせて確認しておくと、エリアの雰囲気がつかみやすくなります。

飲みたい予定がある場合は、酒類を扱う店が多いマタラムやセンガギで事前に調達しておくか、滞在先の宿に直接確認しておくと安心です。

セコトン現地からのひとこと

お酒を飲みたい予定がある方は、セコトンに向かう前にマタラムやセンガギで調達を済ませておくか、宿泊先に酒類の扱いがあるかどうかを事前に確認しておくことをおすすめします。村の商店を目当てに探し回っても、扱っていない可能性が高いためです。また、日本から持ち込む場合は前述の免税範囲(合計1リットル)を超えないよう、購入量にも注意してください。

この違いを踏まえた先に、セコトンという場所があります

正直に言うと、お酒を気軽に楽しみたい人にとって、ロンボク島(とくにセコトン)は便利な場所ではありません。コンビニでビールを買う、村の食堂で軽く一杯やる、といった過ごし方はできません。酒類を扱う店はセンガギ・ギリ・クタなど観光エリアに偏っており、そこから離れるほど選択肢は少なくなります。

バリ島のように、街を歩けばあちこちでビールが飲める環境を求める人には、ロンボク島は向いていません。夜の飲食や娯楽の選択肢の少なさは、ロンボクのマナー・タブーとあわせて、旅行前に知っておいた方がよい点です。

それでも、静かな漁村の海辺で過ごす時間を求める人にとって、お酒の入手しやすさは優先順位の上位ではないかもしれません。飲みたい日はマタラムやセンガギで調達しておく、宿に確認しておく、という一手間をかけられる人には、セコトンのような場所も選択肢になります。逆に、旅先での飲酒を毎晩の楽しみにしたい人には、バリ島や、ロンボク島内でもセンガギ・ギリ・クタといった観光エリアに滞在する方が向いています。

よくある質問

Q. ロンボクのコンビニでお酒は買えますか。

Indomaret・Alfamartなど全国チェーンのコンビニ・ミニマーケットは、2015年の規制以降、全国的に酒類を扱っていません。これはロンボクに限らずバリ島でも同じです。買いたい場合は観光エリアのスーパーや酒類専門店を利用してください。

Q. ロンボクのスーパーでお酒は買えますか。

センガギやクタ・ロンボクなど観光客の多いエリアのスーパーでは、ビールなどを扱っている店があります。ただし店によって取り扱いは異なるため、確実に買いたい場合は事前に確認しておくと安心です。

Q. ラマダン中はロンボクでお酒が飲めなくなりますか。

観光客向けのバーは、ラマダン(断食月)中も通常通り営業し、酒類の提供も続きます。地元住民への配慮から、夜間の音楽や騒ぎ方は控えめになる傾向があります。

Q. セコトンの宿ではお酒は出ますか。

施設によって扱いが分かれます。すべての宿・飲食店を確認できたわけではないため、飲みたい予定がある場合は、滞在前にマタラムやセンガギで調達しておくか、宿泊先に直接確認しておくことをおすすめします。

Q. 日本からお酒を持ち込むことはできますか。

できます。インドネシア税関の定める免税範囲は、種類・度数を問わず合計1リットルまでです。超えた分は没収や課税の対象になる場合があります。

まとめ

ロンボク島でもお酒を飲むこと自体はできますが、バリ島のようにどこでも気軽に買えるわけではありません。センガギ・ギリ・クタなど観光客の多いエリアのバー・レストラン・ホテルでは問題なく楽しめる一方、コンビニでは全国的に扱っておらず、村に入るほど選択肢は少なくなります。

ビールの値段自体はバリ島と大きくは変わらず、500ml瓶で目安Rp33,000前後〜41,000前後(2026年9月時点)です。値段よりも、店の数やエリアによる入手しやすさの違いを意識しておく方が、現地での戸惑いを減らせます。

セコトンのような漁村に滞在する場合、お酒は当日その場で調達できるものではなく、事前に用意しておくものと考えておくと安心です。制度や店の状況は変わる可能性があるため、最新情報は現地の宿や店に確認してください。

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この記事が根拠にした情報
  • インドネシア税関(ジャカルタ・スカルノハッタ税関支署)「Barang Penumpang」(免税範囲)https://soetta.beacukai.go.id/mandatory/barang-penumpang.html
  • CNN Indonesia「Minuman Beralkohol Sudah Lenyap dari Minimarket」(ミニマーケットでの酒類販売禁止)https://www.cnnindonesia.com/ekonomi/20150416101701-92-47037/minuman-beralkohol-sudah-lenyap-dari-minimarket
  • Mana Retreat Lombok 公式サイト FAQ(クタ・ロンボクでの酒類の入手)https://manalombok.com/faqs/
  • The Lombok Guide「Ramadan」(ラマダン中のバー・レストランの営業)https://thelombokguide.com/ramadan/
  • Hikersbay「Prices in Lombok」(ビール価格の集計、2026年9月20日更新)https://hikersbay.com/prices/indonesia/lombok?lang=en
  • Hikersbay「Prices in Bali」(ビール価格の集計、2026年9月20日更新)https://hikersbay.com/prices/indonesia/bali?lang=en
  • The Gilis「Gili Trawangan Nightlife」(ギリ・トラワンガンでのアルコールの入手可否)https://www.thegilis.com/gili-trawangan/nightlife/
  • The Culture Trip「The 10 Best Bars In Lombok, Indonesia」(センガギ・クタのバー)https://theculturetrip.com/asia/indonesia/articles/the-10-best-bars-in-lombok-indonesia
  • アンタラ通信(マタラム)「Satpol PP Lombok Tengah menertibkan konsumsi minuman beralkohol」(酒類規制条例と取り締まり)https://mataram.antaranews.com/berita/569208/satpol-pp-lombok-tengah-menertibkan-konsumsi-minuman-beralkohol
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