2026年8月時点の情報
ハネムーンの行き先を調べ始めると、まず候補に挙がるのはモルディブやハワイではないでしょうか。憧れる気持ちはとてもよくわかりますし、実際どちらも素晴らしい行き先です。ただ、調べていくうちに「思っていたより費用が高い」「人気シーズンは予約が取りづらい」といった現実に気づいた方も多いはずです。この記事では、定番の海外ハネムーンの魅力と正直な費用感を整理したうえで、「静かで、費用を抑えられる穴場」という第3の選択肢の探し方をお伝えします。私たちSemelar Beach Villageはロンボク島セコトンで滞在プログラムを運営しており、実際に新婚旅行でいらっしゃるお客様もいる立場から、正直なところをお話しします。
この記事でわかること
- ✓モルディブ・ハワイの費用感と、人気ゆえの現実
- ✓「静かで安い穴場」を選ぶときの3つの条件
- ✓穴場になりうる方向性と、正直に知っておきたい注意点
- ✓ロンボク島セコトンという選択肢が向いている人・向いていない人
結論
モルディブやハワイは間違いなく素晴らしい行き先ですが、費用は2人で70万円以上、時期によっては予約の取りづらさや混雑も覚悟する必要があります。「二人だけの時間を静かに過ごしたい」「費用は抑えつつ満足度は下げたくない」という方には、知名度は低くても条件に合う「穴場」を探すという第3の選択肢があります。
定番のモルディブ・ハワイは何が良くて、何が大変か
モルディブとハワイがハネムーンの定番であり続けるのには理由があります。モルディブは水上ヴィラでの非日常感、青い海に囲まれた圧倒的な景観、そして「他のカップルと予定が被らない」プライベート感が魅力です。ハワイは日本からの直行便で7時間程度とアクセスがよく、初めての海外旅行でも安心感があり、リゾートから観光、グルメまで選択肢の幅が広いことが支持されています。結婚情報誌やSNSでも取り上げられる機会が多く、「ハネムーンといえばこの2つ」というイメージが定着しているのも、選ばれ続ける理由のひとつだと思います。
一方で、費用面の現実も正直にお伝えしておきたいところです。旅行会社各社の実例データを見ると、ハワイは2人で60万円台後半〜100万円程度(5〜7日間程度)、モルディブは2人で80万〜180万円程度(5〜8日間程度)が目安とされています。海外ハネムーン全体の平均は2人で70万〜130万円程度という調査もあり、どちらも「安くはない」行き先であることは間違いありません。加えて、人気の高いシーズン(年末年始やゴールデンウィークなど)は、水上ヴィラなどの人気カテゴリの部屋から埋まっていくため、早めの予約が必須になりがちです。
図:ハネムーン費用の目安(2人)
旅行会社各社の実例データにもとづく目安です
混雑の面でも、定番地ならではの事情があります。ハネムーンで人気の高い年末年始やゴールデンウィーク、夏休みシーズンは、モルディブの水上ヴィラやハワイの人気ホテルから予約が埋まっていく傾向があり、希望の部屋タイプを確保するには半年〜1年前からの予約が推奨されることも珍しくありません。せっかくの旅行なのに、直前になって「希望のホテルはもう空いていない」と妥協することになってしまっては本末転倒です。
誤解のないようにお伝えすると、これは「モルディブやハワイをやめたほうがいい」という話ではありません。予算と日程に余裕があり、憧れの景色やブランド感を最優先したいなら、定番を選ぶ十分な理由があります。ただ、それとは違う軸で行き先を選びたい方もいる、というのがここからの話です。
「静かで安い穴場」という第3の選択肢
ハネムーンで多くの方が本当に求めているのは、「モルディブ」や「ハワイ」という地名そのものではなく、その先にある体験――二人だけの静かな時間、混雑を気にせず過ごせる余裕、そして満足度に対して納得感のある費用感――だと私たちは考えています。だとすれば、知名度では劣っても、その体験の条件を満たす行き先は他にもあるはずです。これが「穴場という選択肢」の考え方です。混雑しない海外の行き先というテーマでも触れていますが、「みんなが知っている定番」以外にも選択肢を広げてみる価値は十分にあります。
もちろん、知名度が低い行き先を選ぶことに不安を感じる方もいるでしょう。「情報が少なくて計画が立てづらい」「何かあったときに頼れるところがあるか心配」というのは自然な感覚です。だからこそ、穴場を選ぶ際は、現地に日本語で相談できる窓口や、実績のある滞在先があるかどうかを確認しておくことが、安心して選択肢を広げるための鍵になります。
穴場選びの3条件
「安いから」「空いているから」というだけで行き先を選ぶと、逆に失敗することもあります。ハネムーンの穴場選びでは、次の3条件で候補を絞り込むことをおすすめします。
図:「静かで安い穴場」を選ぶ3つの条件
条件1: プライベート感があるか
安くて空いていても、団体ツアーの拠点になっていたり、日帰り観光客でごった返す場所だったりすると、二人だけの時間という本来の目的が薄れてしまいます。宿泊施設自体が落ち着いた規模か、ビーチや周辺エリアが観光地化しすぎていないかを、口コミや写真だけでなく、宿泊施設の公式情報でも確認しておくと安心です。部屋数が少ない宿や、周辺に大型リゾートが密集していないエリアは、比較的プライベート感を保ちやすい傾向があります。
条件2: 現地の物価が安いか
渡航費(航空券)そのものは、直行便が少ないマイナーな行き先ほど高くなりがちです。その分を取り返せるかどうかは、現地滞在中の物価にかかっています。食事や移動、アクティビティが物価の安い国であれば、滞在を1〜2日延ばしても総額はそれほど変わらず、結果として「同じ予算でより長く、より贅沢に」過ごせることがあります。例えば、現地の1日の滞在費目安がミドルクラスで6,000〜13,000円程度の国であれば、渡航費に多少上乗せがあっても、5日間の滞在を7〜8日間に延ばしたときの総額の増え方は緩やかです。「渡航費は高くても、現地が安ければ長く滞在するほど得」という考え方は、穴場を検討するうえで覚えておくと役立ちます。
条件3: 移動の負担が大きすぎないか
穴場の中には、乗り継ぎが3回以上になったり、最終目的地までさらに船やローカル便での長時間移動が必要だったりする場所もあります。ハネムーンは限られた日数の中で過ごすものなので、移動だけで1日以上を消費してしまうと、現地で過ごせる時間そのものが減ってしまいます。トータルの移動時間も候補選びの基準に入れておきましょう。
穴場になりうる方向性と正直な注意点
上記の3条件を踏まえると、「知名度は高くないが物価が安く、混雑もしていない海の行き先」が一つの方向性として浮かび上がります。ただし、どの方向性にも一長一短があるので、良い面だけでなく注意点もあわせて正直にお伝えします。
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| 方向性 | 良さ | 正直な注意点 |
|---|---|---|
| 東南アジアの島(定番以外) | 物価が安く、滞在を延ばしやすい。海の景観も豊か | 直行便がない場合が多く、渡航そのものの費用や時間はかかる |
| ヨーロッパの山岳・湖畔リゾート | 絶景と非日常感が強く、写真映えする | 移動時間が長く、現地物価は決して安くない |
| オセアニアの離島 | 静かで自然が豊か | 日本からの直行便がなく、渡航費・移動負担が大きい |
※一般的な旅行情報にもとづく傾向の整理です(2026年8月時点)。実際の費用・所要時間は時期や航空会社により変動します。
どの方向性にも共通しているのは、「知名度の高さ」と「静けさ・費用の安さ」はトレードオフの関係にあるということです。穴場を選ぶ以上、多少の移動の手間や情報の少なさは受け入れる必要があります。そのうえで、自分たちにとって譲れない条件は何かをはっきりさせておくと、後悔のない選択がしやすくなります。
条件の優先順位をどうつけるか
3条件をすべて完璧に満たす行き先を探そうとすると、候補がほとんど絞り込めなくなってしまいます。おすすめなのは、二人で「絶対に譲れない条件」を1つだけ決めておくことです。例えば「移動負担だけは減らしたい」なら直行便がある行き先を軸にし、「予算を最優先したい」なら現地物価の安さを軸にして、残りの条件は多少妥協する、という決め方です。優先順位が明確になっていると、旅行会社や宿泊施設に相談する際にも要望が伝えやすくなります。
ロンボク・セコトンという選択肢は向いている人・向いていない人
私たちが拠点を置くロンボク島セコトンも、この「東南アジアの島(定番以外)」という方向性に含まれる場所のひとつです。バリ島の隣に位置しながら日本人観光客は非常に少なく、静かなビーチと素朴な村の暮らしが残っています。現地の物価は非常に安く、滞在を延ばすほど費用面でお得になりやすい一方で、日本からの直行便はなく渡航そのものにはそれなりの時間と費用がかかるというのが正直なところです。
「二人だけの静かな海辺の時間を、予算を抑えながら過ごしたい」「観光地化されすぎていない場所で、地元の暮らしにも触れてみたい」という方には向いていると思います。逆に、「渡航時間も含めてとにかく身体的な負担を減らしたい」「初めての海外で、日本語がどこでも通じる安心感を最優先したい」という方には、ハワイのようなアクセスの良い定番のほうが合っているはずです。ロンボク島でのハネムーンをより具体的に検討したい方は、ロンボク島ハネムーンガイドで滞在プランや過ごし方を詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。
また、私たちのように滞在プログラムを運営している拠点では、部屋数を絞った落ち着いた滞在先を選んだり、二人だけの時間を優先したアクティビティを個別に相談したりすることもできます。大型リゾートのようなにぎやかさはありませんが、その分「大勢の観光客に囲まれる感覚」からは距離を置けるのが、こうした穴場の拠点を選ぶ意味だと考えています。
注意
- 島全体で日本語が通じるわけではありません:私たちの拠点には日本語で相談できるスタッフがいますが、それはあくまで拠点内での話です。島全体としては英語やインドネシア語が基本になる場面が多いことは正直にお伝えしておきます。
- 渡航費は「安い」わけではありません:現地の物価は非常に安い一方、直行便がないため渡航費自体は往復10万円前後〜が目安です。「行くまでは普通、着いてからが桁違いに安い」という組み立てで捉えてください。
🏝️ セコトン現地からのひとこと
セコトンでハネムーンを過ごされるお客様を見ていると、共通しているのは「予定を詰め込みすぎない」ことです。ビーチでただ過ごす時間、村の人たちと少し会話する時間、そういう余白のある時間の中でこそ「二人だけの時間」を実感できたとおっしゃる方が多い印象です。にぎやかな観光地とは違う種類の贅沢だと思っています。
よくある質問
Q. 穴場を選ぶと、モルディブやハワイより本当に安くなりますか?
渡航費自体はマイナーな行き先ほど高くなる場合もありますが、現地の物価が安い場所であれば、滞在中の宿泊・食事・アクティビティの費用を大きく抑えられます。結果として、同じ予算でより長く滞在できたり、総額を抑えられたりするケースが多いです。ただし「渡航費まで含めて必ず安くなる」とは限らないので、航空券と現地滞在費の両方を分けて見積もっておくのが失敗しないコツです。
Q. 穴場は情報が少なくて不安なのですが、どう準備すればいいですか?
日本語での情報が少ない行き先ほど、日本語で相談できる現地の宿や拠点があるかどうかが安心材料になります。予約前に、日本語対応の有無や、実際に日本人ゲストを受け入れた実績があるかを確認しておくとよいでしょう。
Q. 両親や周囲に「なぜその行き先なのか」を説明しづらいのですが。
知名度の高い定番地に比べると、周囲の理解を得づらいことはあるかもしれません。「静かに二人の時間を過ごしたい」「費用を抑えて長く滞在したい」など、選んだ理由を具体的に伝えると納得してもらいやすいようです。写真や現地の情報を事前に共有しておくのもひとつの方法です。
Q. モルディブ・ハワイと穴場、両方を検討する余地はありますか?
もちろんあります。予算と日程に余裕があれば、前半は定番地でリゾート気分を、後半は穴場で静かな時間を過ごすという組み合わせを選ぶカップルもいます。ただし複数都市をまたぐと移動負担が増え、日程全体に余裕がないと慌ただしい旅行になってしまうこともあるため、優先順位を明確にしたうえで、無理のない範囲で組み合わせを考えてみるとよいと思います。
あわせて読みたい
- ロンボク島ハネムーンガイドセコトンでのハネムーンの過ごし方や滞在プランを具体的に紹介しています。
- 南ギリ(セコトン沖)の島々静かなプライベートビーチを求める方向けに、セコトン沖の小さな島々を紹介しています。
まとめ
モルディブやハワイは、間違いなく素晴らしいハネムーンの行き先です。ただ、費用は2人で70万円以上が目安となり、人気シーズンは早めの予約や混雑への備えも必要になります。「静かに、費用を抑えながら二人の時間を過ごしたい」という軸で選ぶなら、知名度にとらわれず、プライベート感・現地物価・移動負担の3条件で候補を広げてみることをおすすめします。
ロンボク島セコトンも、その候補のひとつになり得る場所です。渡航には相応の時間がかかり、島全体で日本語が通じるわけでもありませんが、現地の物価の安さと静けさは、定番地にはない魅力だと感じています。ハネムーンの行き先選びで少しでも参考になれば嬉しいです。

この記事が根拠にした情報
- ゼクシィ「新婚旅行の費用相場は?[国内・海外]先輩花嫁のハネムーン実例付き」https://zexy.net/article/app000100862/
- EPIC TRAVERSE「新婚旅行の予算・費用相場はいくら?行き先の決め方と人気の行き先をプロが解説」https://epictraverse.jp/blog/honeymoon2025_fullguide/

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